校長ブログ

【校長】福島県石川郡平田村大字上蓬田字切山27番地

 

つわものどもが夢の跡

件名の住所の現在(令和5年11月20日)の様子です。

 

この地には平成31年3月まで本校の分校舎であった 「小野高等学校平田校」ありました。

数年前から平田村様と県教育委員会では協議を繰り返し、今年度、校舎解体と整地が行われました。

 

あまたの若人が学び育った地が、新たな活躍の場となることを願ってやみません。

本当にお世話になりました。

 

平田校賛歌 永久の輝き

1 蓬田岳を仰ぎつつ

   明日を夢見て 学ぶとき

    われら若人

  ここに励まん

   小野高平田校

    永久の輝きを胸に

2 北須の川のせせらぎに

   清き心を 保つとき

    われら若人

  ここに生きん

   小野高平田校

    永久の輝きを胸に

 

【校長】ご当地!絶品うまいもん甲子園 応援投票の御礼

9月15日~18日にかけて

「ご当地!絶品うまいもん甲子園」の「大逆転!応援投票復活企画」がございました。

ご協力をいただいた皆様、本当にありがとうございました。

小野町の皆様、保護者の皆様、投票をお願いした関係高等学校の皆様、

本校を応援してくださる県民・全国の皆様、生徒のみんな、投票ありがとうございます。

また、小野町役場の皆様には、応援チラシを作成・掲示していただきまして、本当にありがとうございます。

他にも、投票に向けて、お骨折りをいただいた皆様、お世話になりました。

皆様の投票で、本校は758票もの票数を得ることができました。

本当にありがたい限りです。ありがとうございます。

ただ、二千票を上回る投票数の学校もあり、残念ながら全国大会への切符を得ることはできませんでした。

来年の全国大会に向けて、皆様の応援に報いることも含め、今度さらに精進してまいります。

このたびは、投票していただきありがとうございました。

 

校長 佐々木理夫

 

 

【校長】 PTA奉仕作業 ありがとうございました

7月1日(土)7:00より 

PTA奉仕作業(例年どおりの草刈り)が行われました。

保護者・教職員あわせて約50名に参加していただきました。

雨もパラつく中、草刈り機の操作や、草むしり等、作業をしていただき、

毎年のことながら、本当にありがとうございます。

校舎周り、校庭がきれいになりました。

 

今後とも、安全・安心な教育環境の整備に努めてまいります。

ご支援・ご協力よろしくお願いします。

 記念撮影 一汗かいた後の清々しい笑顔!?

本日の成果

大量(大漁)でした。お世話になりました。

 

令和5年度もよろしくお願いします。

今年度も引き続き校長をさせていただきます 佐々木理夫 です。

人事異動により、継続勤務も含め15名の教員・事務の方々が新しくチームに加わりました。

今年度も生徒の安全安心な学びの場として、教職員一丸となり小野高校を運営していきます。

PTA、同窓会、柏葉会の会員の皆様には、お力添えをいただくことも多いかと思います。よろしくお願いします。

また、地域の皆様、授業や学校行事等でお世話になります企業や会社の皆様、

村上町長様をはじめとする小野町役場の皆様、本校の教育活動が成り立っているのは皆様からのご支援の賜であります。

引き続き、小野高校をよろしくお願いします。

 

今日の正面玄関の様子 本校育ちのパンジーがきれいに咲いています。

 

ハウス前のサクラが咲き始めました。

柏葉祭 ご来場ありがとうございました

10月23日、24日と本校を会場に柏葉祭(文化祭)を実施いたしました。

今年は3年に1度の公開文化祭。

地域の皆様や保護者の皆様にご来校いただき、来校者は前回を大きく上回る430名を数えました。

在校生にとっては、初めての公開文化祭であり、不安な面もありましたが、

そんなことを吹っ飛ばす、本高生のパワーを見せつけられました。

これからも生徒・教職員、力を合わせ盛り上げていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

今日から後期が始まります

本日から後期が始まりました。

始業式、薬物乱用防止講話とスタートです。

始業式では新生徒会役員の認証式も行われ、これからの活躍に期待大です。

薬物乱用防止講話では、田村警察署より鬼頭様を講師として迎え、全生徒対象にわかりやすい講話が行われました。

 

3校時目からは普通授業ですが、

産業技術系列では恒例の稲刈りが行われました。

暑い暑いと言っていても、もう10月です。秋本番となってきました。

 

 

10月1日には、小野町の鹽竈(しおがま)神社の秋の例大祭に出席させていただきました。

コロナ禍のため、数年ぶりに来賓をお招きしてのお祭りだったようです。

神楽舞の奉納や、祭式では巫女さんや猿田彦の舞などもあり、格式高いお祭りでした。

日頃のすさんだ心が洗われました。ありがとうございます。

 

 

お知らせ

10月23日(日)公開文化祭 開催となります。是非ご来校ください。

12月17日(土)本校 創立80周年記念式典が開催されます。

PTA奉仕活動 感謝!!

本日(7月2日)早朝よりPTA奉仕活動が行われました。

参加していただいたPTAの皆さん、ありがとうございます。

今回都合があわず、参加できなかった皆さんは、次年度よろしくお願いします。

生徒たちの教育環境がより良いものとなりました。

我々教職員、きれいになった環境に負けず、教育内容をさらに充実させていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

 

本日の成果物

 

本当にありがとうございました。

 

今年度もよろしくお願いします。

校長 佐々木です。

本年度も引き続き、よろしくお願いします。

生徒の進路希望の実現と安全安心な学校生活がおくれるよう、尽力して参ります。

学校の桜も満開となりました。

生徒の笑顔も満開が続くよう、教職員一丸となり学校運営を進めて参ります。

 

ちなみに、夏井千本桜も満開です。今日の早朝の様子です。ここ数日が見頃ですよ。

桜を維持していただいている皆様に感謝です。小野町には素晴らしいところがたくさんありますね。

うまいもん甲子園 決勝大会にて【校長】

11月27日に「ご当地!絶品うまいもん甲子園決勝大会」が東京で行われました。

本校からも、3年生3人が出場し準優勝を獲得しました。

3人の努力、顧問の指導が実った結果だと思います。本当におめでとう!!

(本人たちは、昨年も準優勝でしたので、その上を狙ってはいたようですが・・・)

応援、ご支援いただいた小野町はじめ、多くの皆様に感謝・感謝です。

昨年度の敗者復活投票でご支援いただいた多くの皆様、昨年があったからこそ、2年連続の準優勝を獲得することができました。

本当にありがとうございました。

 

大会本部のyoutubeから当日の様子を見ることができますので、是非ご覧ください。

ご当地!絶品うまいもん甲子園

本校の出場は、タイムカウント 2:40プレゼンテーションと審査 5:25企業賞受賞 5:40準優勝 となります。

どこの高校よりもプレゼンでの発言が素晴らしいものとなっております。

(企業賞ですが、なかなか本校は受賞できず、超ドキドキでした。)

福島中央テレビさまの密着取材もありましたので、12月3日15:50からの番組もご覧ください。

写真は当日の様子です。

 

 

優勝校の作品と本校の「あげイン! 福島のき棒」

全国大会に向けて

10月、11月に本校から全国大会へ出場する2チームがあります。

1つは、家庭クラブです。

昨年に続き、2年連続出場の「ご当地!絶品うまいもん甲子園」へ東北代表として出場します。

10月19日には、出場校に対して行われるキリンビバレッジ様による「チャレンジキッチン」が行われました。

チャレンジキッチンとは、全国大会に向けてプロのシェフから指導を受け、作品をブラッシュアップします。

今年の作品は、「アゲイン!福島のき棒」 試食させていただきましたが、超うまかったですよ。

 

全国大会出場2つめは、農業クラブ平板測量チームが、全国高等学校農業クラブ連盟技術競技大会に出場します。

県大会では、一位通過した強者です。

大会まであと一週間。強風やにわか雨にも負けず練習中です。

 

両チームとも、全国大会で実力を発揮できるよう願っています。

ガンバレ!!!

 

天高く稲肥えた秋

産業技術系列の2・3年生が、実習田の稲刈り実習を行いました。

これまで育ててきた稲を、外部の方にお願いして刈っていただいています。

快晴のもと、生徒は戦車みたいなコンバインの作業を見守ります。

ガンガンと稲を刈り取るコンバインに感嘆の声が上がります。

今年は天候に恵まれていたので、収穫量も増えそうですね。

収穫したお米を食べるのが楽しみです。

福島県議会 農林水産委員会 来校

本日(10月1日)、福島県議会の農林水産委員会の現地調査がありました。

8名の県議会議員の皆様が来校され、

「沖縄県八重山農林高等学校との交流事業 及び6次化商品共同開発の取組」

について調査が行われました。

 

6次化商品関連として、

今年度うまいもん甲子園全国大会に出場することになった

「あげイン!福島のき棒」のプレゼンテーションを行い、

昨年度の準優勝食品「小野町活気あげバーガー」とあわせて試食をしていただきました。

 

調理の様子

 

プレゼンの様子

 

記念撮影

 

再び来校していただけるよう、これからも努力してまいります。

本日はありがとうございました。

夏休み【校長ブログ】

先週から約1ヶ月間の夏期休業に突入しました。

初日の21日は、付近への落雷による停電で、午後は薄暗い中過ごすこととなりました。授業もなく、雨の後だったので涼しく過ごせたのですが、電気がない生活の不便さを味わいました。

 

今日はほどよい天気です。

教室では三者面談や夏期講習会が、体育館やグラウンドでは部活動が行われています。

グラウンドでは、農業クラブの三人が、東北大会・全国大会に向けて平板測量の練習をしています。参観させてもらいましたが、技術を身につけることはもちろんのこと、メンタル面や三人のチームワークが大切なことを知りました。上位大会での頑張りを期待しています。がんばれ!!

 

生徒諸君、勉強に遊びに夏を満喫してくださいね。(節度ある行動も忘れずに。交通事故等にも注意しよう。)

充実した夏休みとなることを願っています。

試合前【校長ブログ】

早朝から野球部が練習しています。(近隣の皆様、うるさくしてスイマセン)

今日は夏の大会1戦目です。

これまで積み上げてきたものを、思う存分発揮してください。

球場には行けないけど、全校生徒・全職員応援しています。ファイト!!

PTA奉仕活動 ありがとうございました!!【校長ブログ】

本日(7月3日(土))早朝 PTA奉仕活動として、保護者・教職員合わせて約70名のご協力を得て、校内の美化作業(草刈り)が行われました。

昨年はコロナの影響で中止としましたが、今年度は役員の皆様の働きかけにより実現することができました。PTA役員の皆様、段取りありがとうございます。

1時間半の作業時間でしたが校内は見違えるほどきれいになりました。ご参加の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 

私も久々に草むしりをしました。実質1時間もしなかったのですが、腰が痛い、膝が痛い、と体は訴えています。

でも体を動かし、汗をかくことは精神衛生上にも良いことですね。雑草を思い切り引っこ抜いてストレス解消につながりました。(また来年ガンバリマス。)

 

本日の収穫?です。

 

 

ICT活用【校長ブログ】

本校にもICT化の波が来ています。

これまでは、教員PCからプロジェクタやモニターに投影することが多かったのですが、タブレットPCを、生徒が自ら活用する授業が始まろうとしています。

これまでの授業スタイル+ICT機器、またはICT機器活用を主体とする新しい授業を展開することで、生徒の学びが、より豊かになることを願います。

とはいえ、私自身「授業でICT機器を有効に使えるのか?」の問いに明確な答えはまだ見えません。校内での効果的な活用を、先生方と一緒に考えていきたいと思います。

 

 写真は昨日の英語の授業の様子です。生徒は戸惑うことなく使っています。さすがデジタルネイティブ!!

コロナ渦でも【校長ブログ】

4月に着任して、もう2ヶ月。小野高校での生活にも大分慣れてきました。これまでの校長先生方も、折に触れこのブログに投稿され、本校に対する思いを記されております。

まだまだ思いが足りない私ですが、学校の様子など綴らせていただきますので、今後ともよろしくお願いします。

 今日の小野高校 

2年生の体育の時間を利用して、プール掃除を行いました。2年ぶりのプール掃除ということで、汚れも相当(おた〇じ○くしも泳いでいますが…)ですが、生徒たちはワイワイと楽しみながら、作業をしている様子でした。プールは、これから何回かに分けてきれいに磨き上げるそうです。澄んだ水をたたえたプールが楽しみですね。

先日の田植えや花の植栽、今日のプール掃除。コロナ渦において、様々なことが規制されておりますが、以前の日常が戻りつつある事を実感しています。しかし、全校生徒が一同に会する機会は設定できず、福祉教養系列で実施されている現場実習は延期する等、制約が多いのも事実です。わずか3年間の高校時代、気兼ねなく、思う存分満喫させたい、模索する日々は続きます。

午後には、産業技術系列の生徒が実習をかねて正面玄関前の花壇のリニューアルをしてくれています。パンジーさんこれまでありがとうございました。

 

春到来!【校長ブログ】

 暖冬だったこの冬でしたが、3月末に今年一番の雪となりました。春の花が咲きはじめた中でのドカ雪で花たちもびっくりしたのではないでしょうか。(写真は中庭に咲くタンポポ)

 ショウジョウバカマも株を多くしてひっそりと咲き始めています(昨年のブログ参照)。小さいので見つけにくいですが、正面玄関東側に咲いていますので探してみてください。

 新型コロナウィルスの影響で、3月4日から一斉休校となりひっそりとした校内でしたが、4月1日より部活動も再開し、生徒の元気な姿を見て安心したところです。ただ、県内でも感染者が増え始めていますので、感染予防対策をしっかりした上で教育活動を再開していきたいと思います。今後の状況を鑑みながら対応していきますので、HP等のチェックをお願いします。

      中庭に咲くタンポポ

謹賀新年【校長ブログ】

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

生徒が安心して安全に学校生活を送れるよう、教職員一丸で生徒の成長を見守っていきます。

 

 2020年は東京オリンピックが開催されるなど「交流」がキーワードになるのではないでしょうか。生徒たちも様々な地域や世代との交流を通じてコミュニケーション能力を高めてほしいと思います。

 今年最初の交流は、姉妹校である沖縄県石垣市にある「八重山農林高等学校」が本校を訪問する交流研修です。1月14日(火)~1月16日(木)に本校生徒との交流会や交流学習会を行います。

 11月に石垣島にお伺いしたときに「気温が16度になったら寒くて真冬なんです。」というお話をお聞きしました。八重山農林高校の皆さんには、「福島」の現状を知ってもらうとともに、ぜひ、「こたつ」と「雪」を体験していってほしいと思います。

 今年も素晴らしい年になりますよう心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

   令和2年1月6日

                               学校長 小針 幸雄

全国高文祭「優秀賞」おめでとうございます!【校長ブログ】

 第43回全国高等学校総合文化祭が7月27日(土)~8月1日(木)にかけて佐賀県にて開催されました。

 郷土芸能部門において本校と姉妹校として交流させていただいている「沖縄県立八重山農林高校」の郷土芸能部の皆さんが発表した「瑞穂の恵み~豊年祭~」が優秀賞文化庁長官賞を受賞されました。本当におめでとうございます!

 小野高校生徒・教職員一同お祝い申し上げます。

 なお、八重山農林高校郷土芸能部の皆さんは、8月24日(土)・25日(日)に東京国立劇場で開催される優秀校公演に出演されます。

 ぜひ、頑張ってください!福島から応援しています!

琉球新報ホームページより(記事転載申請許可済)

全国高等学校総合文化祭 佐賀大会

 

 

全国高等学校総合文化祭 郷土芸能部門

フュージョン!【校長ブログ】

 6月中旬ころに産業技術系列の3年生から「芝人形」をプレゼントしてもらい、ようやく髪(芝)が伸びてきました。緑髪のスーパーサイヤ人のようになりましました。そろそろ散髪して、髪を整えたいと思います。どんな髪型がよいでしょうか・・・。

 この人形は、おわんを使いストッキングに土と種を入れ、丸くまとめたものです。体はペットボトルの下の部分を利用しています。そこにフェルトやペンで装飾しました。ペットボトルの水をストッキングが吸い上げる仕組みなっています。

 

 生徒の個性あふれるデザインの作品をたくさん届けてもらったので、知り合いの学校や施設、商店で育ててもらい、楽しんでもらっています。

 アンパンマン、サッカー選手、おやじ、動物風などの作品がありました。

 

楽しみでーす。【校長ブログ】

 6月に入り、福祉教養系列で学ぶ2・3年生の生徒は町内の福祉施設で2週間に渡り、施設の皆さんのご指導のもと入所者のお世話をしたり、レクリエーションを一緒に行いました。その生徒たちの様子を見てきました。

 普段おとなしい生徒たちですが、授業で教わったことや施設の方に指導いただいたことを一生懸命駆使して、声かけ等をしていました。

 がんばれ!小野高生。入所者の方はみんなが来るのを楽しみにしています。

 昼食前のお薬チェック。確認が大事。

 

 

生徒たちが作成した手作り玉入れでゲームをしました。

玉入れによる手の運動、玉をみんなで数えることによる頭の運動にもなり、皆さん楽しそうに参加してくれました。

成績発表後、参加した皆さんにきれいに折った折り紙をプレゼントしました。

きれいです。【校長ブログ】

 新学期がスタートしてすでに1ヵ月半が過ぎました。

 毎朝、「ホーホケキョ」と鶯の鳴声に迎えられ学校に来ています。

 校長室前にひっそりと咲く「ショウジョウバカマ」に心和みました。4年前(教頭時代)には気がつきませんでした。

ショウジョウバカマ

 

 こちらは、フラワーハウスに向かう土手(学校の向かいに側)に産業技術系列の皆さんがパンジーで作製したものです。学校前の通路や校門前の花壇にもたくさん植栽してありますので、ぜひご覧ください。

パンジー

 

 草花の苗販売が始まりました。看板をご覧ください。(土日は販売していません)

 現在ある苗は、「ベゴニア」、「インパチェンス」、「ペチュニア」、「マリーゴールド」、「サルビア」です。

「土づくり」には手間をかけています。生徒が育てた苗を大きく育てて楽しんでいただければ幸いです。

 数に限りがありますのでお早めにお求めください。

 

 

「校長あいさつ」更新しました。『着任ご挨拶』

ご挨拶 

 ご無沙汰しております。3年ぶりに小野高校に戻ってまいりました。4年前教頭として赴任し、家庭クラブが中心となって研究していた「トマトうどん」の商品開発を進めるために、小野町町役場をはじめとする関係者や地域の皆様と連携して取り組んだことがとても懐かしいです。当時、1年という短期間での転勤となり、やり残したという思いをもちながら、福島県庁のスポーツ課で、3年間福島県のスポーツ振興に取り組んでまいりました。

 この度の人事異動で校長として赴任できたことはこの上ない喜びであり、歴史と伝統ある本校に再び勤務出来ますことを誇りに思います。

 本校は、地域に開かれた学校を目指し、「産業技術系列」における地元の小学校や特別支援学校の児童・生徒との交流学習や「福祉教養系列」の地域における社会福祉現場実習・ボランティア活動など様々な連携事業に取り組んでおり、地域の皆様から多大なご支援とご協力を頂きながら、充実した内容で実施しております。「ビジネス系列」では、商業系各種検定試験等の上級資格取得でも素晴らしい成果を上げています。また、進学希望者に対する「合格支援プロジェクト」や基礎学力向上事業「学習くらぶ」の実施により、個々の生徒の希望進路実現に向けた個別指導にも力を入れて取り組んでおります。平成30年度に福島県高文連放送専門部に初めて加入し参加した県大会では、3作品がラジオキャンペーン部門最優秀賞をはじめとする上位入賞を果たし、初出場となった東北大会においても上位入賞を果たす活躍を見せてくれました。さらに、小野町の全面的なご支援により3年前から実施している沖縄県立八重山農林高等学校との交流事業も相互交流を継続しており、生徒交流を通して6次化商品の共同開発を行うなど大きな成果を上げております。

 今後とも、「夢をカタチに」のキャッチフレーズのもと、校訓である『質実剛健』『明朗闊達』の校風を継続し、知・徳・体のバランスの取れた教育活動を展開し、生徒と教職員が何事にも「チャレンジ」する精神で勉学・部活動等に取り組むよう努めたいと考えておりますので、ご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  2019年4月1日

福島県立小野高等学校長 小針 幸雄  

 

校長ブログ「感謝」

 小野高校に勤務して2年。このたびの人事異動により、小野高校を離れることとなりました。

 この2年間、本当に多くの方々にお世話になりました。ご指導ご鞭撻をいただきました多くの方々に改めて深く感謝申し上げます。また、小野町をはじめとする地域の方々にも、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

 次の勤務地でも、全力で生徒たちに向き合い、学校生活を楽しみたいと思います。2年間、本当にありがとうございました。

 短い文章で大変恐縮ですが、最後の校長ブログといたします。

校長ブログ「沖縄県立八重山農林高校との交流研修が始まります」

 小野町も、「秋深し」というよりも、「冬近し」といった気候になってきました。先日は朝の気温が2℃まで下がり、吐く息が白くなりました。

 さて、11月6日(火)から、三泊四日の日程で、石垣市及び沖縄県立八重山農林高等学校を訪問し、交流研修を行います。訪問団は教頭先生を団長とし、教諭2名、生徒10名で構成されています。小野町のご支援により実施しているこの交流研修も、今年で三年目を迎えました。昨年の夏、八重能の郷土芸能部が来町・来校した時の感激・衝撃はいまだ記憶に新しいところです。(その郷土芸能のすばらしさ、生徒の皆さんの持つパワーに対する衝撃です)

 八重農訪問中には、八重農の全校生に対して、本校生が、「東日本大震災からこれまでのあゆみ~復興へ向けて~ 私たちが見て聴いて感じたこと」と題してプレゼンテーションを行います。また今年は特に、それぞれの農産物を生かした商品開発に取り組む予定です。

 幸い、天候にも恵まれそうです。思い起こせば、昨年は台風が接近していて石垣の星空を見ることはできませんでした。今年は大丈夫そうですね。生徒の皆さんには、今回の交流研修をとおして様々な経験をし、大きく成長してほしいと思います。 

校長ブログ「ざらりとした感触をその手の内に」

 先日、ある著名なYou Tuberの方のインタビューがインターネットに掲載されていました。その中で、その方は、「次の世代に伝えたいことは?」という問いに対し、「何でもネットで見ることのできる時代だからこそ、直接見て、体験することを大切にしてほしい」と答えていました。私は軽い驚きを覚えました。インターネットの世界で生計を立てている方の言葉としては意外だったからです。しかし、すぐに、なるほどとも思いました。

 前々回のこのブログで野球応援と球技大会について触れました。どちらも生徒の皆さんの心の中に感動が生まれたのではないかと思いますが、それは、その方が言うような「直接見て、体験する」出来事だったからだと思います。野球場での焼けつくような太陽、カキーンという金属音。選手の雄たけび、スタンドの歓声、メガホンが打ち鳴らされる音。球技大会でも、懸命に食らいついたボールの手触り、味方が点を入れた時の喜びの声、隣の友人とハイタッチした時の感触。それらはテレビやパソコン、スマホの画面の向こうにあるものではなく、現実のものとして間違いなくそこに存在したものでした。それらの、自分の目で見、耳で聞き、体で感じた「もの」は、意識せずとも生徒の皆さんの奥深くに堆積し、やがて発酵し、いつしかそこから何かが芽吹いていくことになるのだと思います。

 今日は立秋です。夏休みも中盤。生徒の皆さんは、勉強、部活動、あるいはボランティアと、様々な活動に取り組んでいることでしょう。それらから得られるであろうさまざまな「ざらりとした感触」を手の内に握りしめ、一回りたくましくなって夏休み明けに元気に登校してくることを楽しみにしています。

校長ブログ「3年生の頑張りにエール!」

 夏休みの課外授業も終わり、ちょっと一息ついたところですが、3年生は進路希望実現に向けて努力を積み重ねる毎日が続きます。

 本日8月3日(金)は、午前中に外部講師を招いての「面接作文練習会」を実施。就職希望の生徒たちは講師の方の話を真剣に聞きながら、履歴書の記入などに取り組んでいました。また午後からは、進学希望者を対象に「進学者指導」を実施。生徒たちは小論文対策に熱心に取り組んでいました。

 これまで私は何度も生徒たちに「一所懸命」という言葉を話してきました。何かに一所懸命に取り組み、苦しくてもつらくてもそこから逃げずに努力する。自分のことをダメだと決めつけることなく、「一所懸命って実は楽しいんだ」と気づくまで努力してみる。そのような生徒がたくさんいる学校にしたい、そう全校集会などで話してきました。

 今年の夏はとりわけ暑い日が続いていますが、そうした中でも懸命に努力する生徒の皆さんの姿を見てうれしく思っています。がんばれ、3年生!!

 

就職希望者の面接作文練習会の様子

 

進学希望者の小論文練習の様子

校長ブログ「生徒たちのエネルギーに触れて」

 久しぶりの更新となってしまいました。学校は夏休みになっていますが、進学希望者対象の課外、就職希望者の職場訪問、あるいは三者面談など、日々さまざまな行事が行われています。

 さて、夏休み直前の7月8日(日)には、バス5台を準備し、大勢の生徒たちと野球の応援に行きました。場所はあいづ球場、相手は喜多方高校です。試合は本校が猛烈な追い上げを見せましたが、惜しくも5対7で敗戦となりました。しかし、200名ほどの生徒たちが大声をあげて自分の学校を応援する姿を見て、胸が熱くなりました。選手たちの数々のひたむきなプレーは、生徒たちの心の中にずっと焼き付くものと思います。

 また、7月18日(水)、19日(木)には、球技大会を行いました。小野町町民体育館での実施でしたが、大変素晴らしい施設で、生徒たちはクラスごとのTシャツを着て、これもまたひたむきにプレーしていました。

 小野高校生は普段の生活は大変落ち着いていると思いますが、その一方で、若いエネルギーもまたその心や身体のうちにたくさんあるのだということを、これら二つの行事を通して改めて実感しています。学校生活の中でそれらのエネルギーをもっと発揮できるような場面を数多く作っていきたいと思います。

野球応援1

野球応援2

小野町町民体育館での球技大会

校長ブログ「飯豊小学校との交流学習」

 6月8日(金)に、小野町立飯豊小学校と本校産業技術系列の生徒との交流学習が行われました。これは、飯豊小学校さん主催の行事で、目的には以下の2つが挙げられています。

・花の苗の移植に関する知識と技能を教えていただく活動を通して、植物を大切に育てようとする意欲を育てる。

・同町内の高等学校生徒との交流学習を通して、互いの教育活動のさらなる充実を図る。

 当日は、本校の産業技術系列で農業を学ぶ生徒5名が飯豊小学校を訪問し、5,6年生の皆さんと、花を植える活動を通して交流を深めました。

 昨今、高等学校も地域に根ざした教育を推進することが求められていますが、本校は地域から様々なご支援をいただくとともに、こうした交流活動も地道に積み重ねています。

 私も飯豊小学校にお邪魔して交流学習の様子を見ていましたが、本校生にとっても大変に貴重な経験を積むことができる機会であると感じました。「楽しい!」と私に話しかけてくれた児童の笑顔が忘れられません。飯豊小学校の先生方、児童の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

校長ブログ「壮行会に際して」

 本日、5月18日(金)に、高体連県大会に出場する選手の壮行会を行いました。厳しい県中・県南地区の予選を突破し、県大会に出場する皆さん、おめでとう。校長として、心から嬉しく思います。県大会での活躍を期待しています。

 さて、県大会には出場できなかったバスケットボール部について述べます。しかも昨年の話からです。昨年、私が試合会場に行った時、男子バスケ部は1回戦を勝ち、2回戦に臨むところでした。最初は相手校に何とか食らいついていましたが、最後は大差で負けました。試合後、私のところに挨拶に来た選手たちに、次のような言葉をかけました。「選手は、最後の1秒まで本当に死力を尽くしたのか? ベンチにいる人は、最後の1秒まで本当に全力でサポートしたのか? スタンドで応援している人は、最後の1秒まで本当に心を熱くして応援したのか?」。試合の途中、点差が開いていったとき、ベンチの控えの選手の声がだんだん小さくなっていきました。それではだめなんだと言いました。選手でも、補欠でも、応援部隊でも、その時その時に自分ができることを全力で一所懸命やる。選手なら、最後の一秒までどうやって戦うのか、補欠なら、最後の一秒までどうやったら選手を最大限サポートできるのか、そうやって一人ひとり自分の頭で考えて全力を尽くせと言いました。そして、負けた時にはちゃんと悔しがる、それが大切なんだ、とも言いました。今思うと、試合後の選手には酷な言葉だったかもしれません。

  私はそれで帰りましたが、翌日、バスケットボール部は敗者復活戦を見事に勝ち進み、ついに代表決定戦までたどりつきました。そして、相手校に対して、中盤までリードしていましたが、最後は力尽きました。県大会には出場できませんでしたが、バスケットボール部の皆さんは、最終日、きっと全力を尽くしたのだなと胸が熱くなりました。

 ここから今年の話になります。男子バスケ部は1回戦で昨年敗退した相手校に接戦で勝ちました。しかし、2回戦で敗れ、敗者復活戦にまわりました。敗者復活戦は時間が進むにつれ、点差は開いていき、残念ながら小野高校は敗退してしまいました。しかし、その試合において、本校の選手たちは、最後まで諦めず、お互いに声を出し、必死にボールに食らいついていました。ベンチからも最後まで大きな声が出ていました。私はその試合を見ていて、本当に感動しました。男子バスケットボール部の皆さん、全力プレーを見せてくれてありがとう。そして、試合に出られなかった女子バスケットボール部のみなさん、部員が少ない中、ここまで男子ともにがんばって来たからこそ、仲間である男子も、最後まで全力を尽くせたのだと思います。本当にありがとう。

 県大会に出場する選手のみなさん、みなさんは、県大会に出ることがかなわなかった小野高校の仲間の思いも持って、県大会に臨んでほしいと思います。試合終了のその時まで、自分のできる限りのベストを尽くしてきてください。

 また、今年は、野球部が春の地区予選で2勝を挙げ、地域でも話題となりました。けがなどせずに夏に向けてチームを磨いていってほしいと思います。

 今年度も、部活動だけではなく、勉強、資格取得、委員会活動、ボランティア活動など、様々な場面で、小野高生が活躍することを期待しています。7月26日(木)には体験入学を予定していますが、中学生の皆さんには、小野校生の頑張りをぜひ感じてほしいと思っています。
 

校長ブログ「田植えの季節となりました」

 寒暖の差が激しい毎日が続いていますが、5月17日(木)、18日(金)に本校の田植え実習が行われました。産業技術系列の生徒たちが、農業科の先生方の指導を受けながら、真剣に実習に取り組んでいました。最初は機械の操作に悪戦苦闘していた生徒たちも、次第に作業に慣れてきて、立派に田植えを行うことができました。

 去る3月に、東邦銀行様、白岩工業株式会社様より、教育支援として「水稲用播種機」及び「水稲用発芽器」等のご寄贈をいただきましたが、今回の田植えは、その機械を用いて育てた苗を用いての実習でした。生徒たちは一生懸命に苗を育ててきましたが、例年よりもはるかに育ちのよい苗ができたとのことです。東邦銀行様、白岩工業株式会社様には、改めて心より感謝申し上げます。

 本校は水稲でのJGAP取得を目指しており、今後とも教員・生徒が力を合わせて努力していきたいと思っています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校長ブログ「第1回漢字力テスト」

 5月10日(木)に、今年度第1回目の漢字力テストが実施されました。これは全校生が同じ問題で漢字力を競う、今や本校の代表的な行事になっており、年に7回実施されます。

 生徒以上にクラス担任も熱くなるようで、試験前には生徒たちを激励する様子も…。当日はどのクラスでも生徒たちは真剣に問題に向き合っていました。

 結果ですが、100点満点が3年生16名、2年生11名、1年生8名。さすが3年生! クラス平均点も3年生が1~3位を独占しました。第2回以降の2年生、1年生のさらなる頑張りに期待します。

 本校は大学・短大や専門学校、公務員、就職と、生徒たちは非常に幅広い進路希望を持っています。そういった中で、基礎学力をしっかりと身に着けていくことは、すべての生徒たちにとってとても大切なことであると考えています。昨年のことですが、本校生が母校の中学校に行った際に、漢字力テストで好成績を収めたことを、中学校の先生方にうれしそうに話をしていたという話も聞いています。

 漢字力テストに限らず、これからも様々に生徒の学力を高める取組を進めていきたいと考えています。

 

校長ブログ「清掃ボランティア後の千本桜」

 このホームページにも既にアップされていますが、4月14日(土)に、本校生が夏井千本桜の清掃ボランティアに大勢参加しました。私も参加したかったのですが、事情により、夏井を訪れたのはボランティア終了後の夕方近く。ごめんなさい。

 風が冷たく、ゆっくりと散策、とは行きませんでしたが、ゴミを見かけることはありませんでした。田村青年会議所の皆様、夏井地区の方々、そして、本校の生徒たちの熱い思いを感じることができました。

 鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。風薫る五月も間もなくやってきます。生徒たちが新しい年度をうまくスタートできたか、ちょっぴり心配しているこの頃ですが、この鯉のぼりのように、力強く、新しい環境の中を泳いでいって欲しいと思います。

 

 

 

校長ブログ「花いっぱいの新年度スタート!」

 いよいよ新年度の始まりです。9日の始業式、10日の入学式を前に、産業技術系列の皆さんが玄関前や正門周辺の花壇に花を植えていました。色とりどりの花が咲きほこる小野高校。在校生の皆さん、新年度のスタートを軽やかに切りましょう。

 また、新入生の皆さん。10日にはこの花たちが皆さんを出迎えます。緊張しているとは思いますが、小野高校は様々な可能性が詰まっています。本校のキャッチフレーズは「夢をカタチに」です。皆さんが本校の生活の中で「夢」をみつけ、それを「カタチ」にできるよう、一歩一歩自分の人生を切り拓いていくことを期待しています。

 今年は桜の開花が例年よりも早いのですが、本校の桜はようやく咲き始めたところ。入学式には満開の桜が見られそうです。では、入学式でお会いしましょう!

 

玄関前の花壇にて 1

 

玄関前の花壇にて 2

 

校門周辺の花壇にて

 

農場の桜

 

校舎を背景に

 

校長ブログ「春まだ浅い小野の町」

 一昨日、家庭クラブが開発に携わった「サラダうどん」の発売イベントに行くため、小野の町中を歩いていました。ファミリーマートさんまであと少し、というところで、夏井川に差し掛かりました。

 両岸に桜の木が並んでいます。テレビなどで全国各地の桜の開花が伝えられていますが、小野町の桜は、開花までもう少し時間が必要のようです。今年の冬はとりわけ寒さが厳しかったため、春の到来が待ち望まれます。友好交流協定を結んでいる沖縄県立八重山農林高校さんのところはどんな感じだろうか、などと想像してみます。

 高校入試も全日程を終え、まもなく真新しい制服に身を包んだ新入生が小野高校にやってきます。今年度1年間、多くの皆様に小野高校を応援していただきました。本当に感謝申し上げます。

 4月から、新しい先生方と、新しい生徒たちと、全力で学校生活を楽しんでいこうと思います。ではまた。

 

 

 

校長ブログ「社会と情報」発表会

 まだまだ寒い時期が続いています。さて、本校の1年次では「社会と情報」という科目を学習します。2月には、この授業において、1年生全員が、「将来の夢」について、パワーポイントを使用したプレゼンテーションを行います。商業科の先生方の指導を受けながら、この日まで準備してきました。
 先日、この発表会をのぞいてきました。1年1組の生徒たちが懸命に発表を行っていました。「将来の夢」を恥ずかしそうに、あるいは非常に熱く語る生徒たちを見ていると、本当にその夢をかなえてほしいと強く感じました。
 そのためにはもちろん、「努力」が大切。日々、コツコツと。千里の道も一歩から。君たちも春が来れば「先輩」になる。後輩たちを引っ張っていくことのできる「先輩」になれるか。ガンバレ、一年生!

校長ブログ「学級通信」

 話は12月にさかのぼりますが、あるクラスの学級通信(案)が私の手元に回ってきました。そのクラスの学級通信には、毎回、様々な名言?が掲載されています。それは、時には漫画のある場面での登場人物のセリフであったりもするわけですが、なかなかに印象深いものが多く、いつも興味をもって読んでいました。
 さて、手元に来たものを見ると、今回掲載されていた言葉は、ある本の一節でもなく、はたまた漫画のセリフでもなく、本校のある若い講師の先生の言葉でした。
 その講師が、当該クラスの生徒たちに1年前に配布したプリントに載せた言葉であったようで、それを自分の机の中から再発見したクラス担任が、改めて学級通信に載せて生徒たちに読ませようと思った、という経緯のようです。

 以下、そのまま記してみます。

あなたはこの1年、成長しましたか?
成長するための努力、挑戦をしましたか?
周りに流されませんでしたか?
多数派=正しい、とは限りません。
「がんばる」こと、「まじめ」なことを
かっこ悪いと思っていませんか?
他人に優しくできましたか?
ときには自分よりも他人を優先するような
自己犠牲の精神を持った「いい奴」になってください。
これからの長い人生、どうにでも変われます。
一度の失敗を恐れず、
一度の成功に向かってたくさん失敗しましょう。
甘酸っぱく泥臭い青春を全力で駆け抜けてください。

 私はこれを読んで、素直にいいなあと思いました。若い教員の、生徒たちに向かって放たれるまっすぐなエネルギー。そのエネルギーを、生徒たちはどのように受け止めたのか、興味があります。
 私自身も、成長するための努力、挑戦を続けていきたい、と久しぶりに胸が熱くなりました。春は目前。何かを新しく始めるにも、中断していたことを再開するにも、いい季節がやってこようとしています。

校長ブログ「収穫祭!」

 2月、寒い時期が続いていますが、先日、産業技術系列の生徒たちが「収穫祭」を行いました。
 実習田わきのハウスにて、皆でお肉や野菜を焼いて、楽しいひと時を過ごしました。私も途中からですがお邪魔して、おいしくいただきました。
 私も元気が出ました!

校長ブログ「課題研究~主体的・対話的で深い学びへ」

 新年を迎えました。仕事始めの一日、身の引き締まる思いがします。
 さて、12月15日(金)に「課題研究発表会」を本校体育館で行いました。「課題研究」は総合学科の大きな特色の一つと言えるものです。この授業では、自ら学び、考え、行動する力を養う場として生徒たちが主体的に課題設定を行い、研究計画の立案、実習や調査等を行います。

 発表形式は、「口頭発表」「文書発表」「展示発表」の3つがあり、発表内容は主に以下の3つとなっています。
 (1)研究テーマの設定理由
 (2)1年間の研究活動内容とその成果
 (3)結論、反省と今後の課題等

 うまくイメージできないという方もいると思いますので、今回の発表の中からいくつかテーマ名を挙げてみます。
 ・「身近な調味料”塩”についての研究」
 ・「子どもを笑顔にするために~エプロンシアターの製作」
 ・「古典のススメ」  
 ・「トータルステーションを用いた細部測量『農場模型の作成』」
 ・「書の力~地元の魅力発信~篆刻と巻物」

 こういったテーマについて、個人またはグループで、数か月をかけて研究を行います。現在、「主体的・対話的で深い学び」が今まで以上に求められていますが、本校生が「課題研究」で行っているのは、もちろんまだまだ不十分な点がたくさんあるとはいえ、「主体的・対話的で深い学び」につながるものであろうと思いますし、この「課題研究」を通して身につけた力は、きっとこれからの本校生の人生を支えていくものとなるはずです。

 写真は、福祉系列の生徒たちによる発表「If(もしも…ならば)~いつだって、だれだって、輝ける」の一コマです。以前、このブログで、筆を口にくわえて文字を書く練習をしている福祉系列の生徒たちの授業の様子を紹介しましたが、このようにしっかりと研究発表までたどりつきました。
 
 校内選考で選ばれた研究は、学校代表として、1月中旬にいわき総合高校で開催される県大会で発表することになります。県内の総合学科を持つ各高等学校の発表を本当に楽しみにしています。併せて、本校における課題研究も、もっと充実した内容となるよう、教員・生徒ともども、一層努力していかなければならないと感じています。総合学科の強みである「課題研究」を、もっと磨いていく必要があると思います。

 研究の過程で、地域の方々をはじめ、多くの方々にご指導・ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。この場を借りて深く御礼申し上げます。




校長ブログ「最後の漢字力テスト」

 小野高校も冬休みに入りました。昨夕から小雪となり、現在もちらちらと雪が舞っています。
 終業式前の12月18日(月)には、今年度最後の漢字力テストが行われました。(年7回の実施です) 今年度最後ということは、三年生にとっては、これが小野高校での最後の漢字力テストということになります。ちょっとしみじみとしますね。
 この漢字力テストの様子については、以前にもこのブログで取り上げました。本校の漢字力テストは学年を問わず、クラス及び個人が競い合うところに大きな特徴があります。成績優秀者は全校集会で表彰もされます。生徒たちには大きな励みとなっているようで、中には母校の中学校に行った時に、「漢字力テストがんばってます!」と恩師にうれしそうに報告している生徒もいるという話も耳にしています。
 学力向上、とりわけ基礎力向上は本校の重要課題の一つで、教員が一丸となって取り組んでいます。「主体的・対話的で深い学び」についての研究・実践に取り組みつつ、日々コツコツと小さな努力を積み重ね、生徒たちの基礎・基本の定着を確実に図っていこうと思います。生徒たち一人ひとりに「小野高で学んでよかった」と感じてもらえるように。

(最後の漢字力テストに取り組む三年生)

校長ブログ「八重農訪問から一か月、思うこと」

 10月18日から3泊4日で行われた石垣市及び沖縄県立八重山農林高校への訪問研修から約一か月が過ぎた。しかし
ながら、訪問の中で受けたさまざまな感動はまったく色褪せることなく、いやそれどころか、日ごとにより深まっていく
ような気がしている。

 初日、石垣空港に降り立った時、私も生徒もかなり緊張していたと思う。石垣市や八重山農林高校の皆さんに伝えるも
のが、確たるものが自分たちに本当にあるのか。八重山農林高校郷土芸能部の皆さんは、小野町・小野高校訪問において、
そのすばらしい郷土芸能を通して石垣の歴史や文化を私たちに鮮烈に印象づけた。私は八重農の皆さんに圧倒された。そ
れに匹敵するような何かが、私たちにあるのか。自問自答したままの石垣空港着であった。空港には八重農の先生方や生
徒たちが出迎えてくれていた。8月以来の再開を喜んだが、生徒同士、まだちょっとぎこちないところがあった。しかし、
ともに津波大石(うふいし)の見学をしていく中で、ずいぶんと打ち解けていったように思う。石垣という土地もまた、
長い歴史の中で、福島と同じように津波の甚大な被害を受け、しかしそれでも島民の方々が懸命に生きてこられ、今があ
るのだということが理解できた。津波大石については、ガイドブックやインターネットであらかじめ調べてはいたが、直接
この目で見、この手で触り、この耳で石垣市の教育委員会の方の説明を聞くことで、感じ、理解できることが多々あった。
私たちも、今できることに懸命に取り組み、「今」を「未来」につないでいかなければならないという思いを強くした。

 二日目、三日目は八重山農林高校での活動であった。台風21号が接近していて天候は不安定であったが、様々にご配慮
いただいた校外農場見学や体験実習など、生徒たちは本当に勉強になったと思う。本校は農業高校にその源を発しているが、
現在は農業分野は産業技術系列として、総合学科の4系列の一つとして存在し、農場も限られたものになっている。八重山
農林高校の広大な、そして福島とは全く異なった作物を栽培している農場の様子に、私も生徒たちも圧倒された。何よりも、
天候とは対照的な、先生方や生徒の皆さんの笑顔がまぶしかった。さとうきびやコーヒー豆をかじったりして感じた、体に
刻み込まれた直接的な感覚。鞍もつけない水牛の背骨のごつごつとした手触り。昼食会でいただいた郷土料理の生き生きと
した味。そういったものは今でも体が鮮明に記憶している。

 そして、今回の訪問研修のメインイベントである生徒交流会、八重農市での販売実習。前日の夜から生徒たちはかなり緊
張していたようだった。私もうまくいくか心配であった。しかし、体育館で八重農の生徒たちが校歌を披露した瞬間、その
緊張は吹き飛んでしまった。郷土芸能部の皆さんを中心としたすばらしい校歌披露には本当に感激した。そして、和やかな
雰囲気になった中、小野高生によるプレゼンが始まった。震災後の福島の復興の現状を伝えることが目的の発表である。私
が述べるのも何だが、本校生はしっかりと発表できていた。生徒たちが時間をかけて準備したスライド、そこに込められた
「想い」は、八重農の皆さんにも伝わったのではないかと思う。

 また、八重山農林高校の行事である「八重農市」に参加する形で行われた販売実習では、天候が定まらない中、八重農の
先生方、生徒の皆さんにもPRをお手伝いいただき、販売を無事終了することができた。小野高生が小野町の特産品を使用
して作った6次化商品である「ミネラルトマトうどん」「一笑漬ドレッシング」を、数多くの石垣市の方々に手にとってい
ただけた。さらに、今回の訪問にあわせて開発した「バトンクッキー」を八重山農林高校の皆さんにお渡しすることもでき
た。これは、石垣の黒糖と小野町のエゴマを用いて焼いたクッキーで、その名前には、両校の想い、両市町の想いをバトン
のようにつないでいきたい、という願いが込められている。

 そして最終日、石垣空港を発つ際の、しばしの別れを惜しむ生徒たちの様子、交流が確実に深まったことを実感できた瞬
間であった。
 
 今回の訪問研修において私たちは何を伝えることができたか。私たちは、八重山農林高校郷土芸能部の皆さんのような圧
倒的なパワーは持ち合わせていなかった。また、光り輝く太陽のような笑顔も持ち合わせていなかった。しかしそれでも、
自分たちの想いや日々行っている活動の一端を懸命に伝えようとしたし、何かは伝わったのではないかと信じている。石垣
市のすばらしさを感じる中で、小野町や福島県の良さを再認識することができた。また、八重山農林高校のすばらしさを感
じる中で、小野高校の持ち味を再確認することもできた。今回の訪問研修を通して、私、引率教員、本校生、計13名は、
決して他では経験できないことを経験し、他の何物にも代え難い貴重な「何か」を得ることができた。今後は、それらを小
野高校生、小野町の方々、そして福島県の方々に、様々な形でお伝えし、未来へ向かって歩みを進めていかねばならない。

 最後に改めてこのような交流研修の機会を作っていただいた小野町の皆様に心から感謝申し上げます。また、山城校長先
生はじめ八重山農林高校の先生方、生徒の皆さんに、この場を借りて深く感謝申し上げます。本格的な冬が始まろうとする
小野町にて、石垣の青空と太陽を想像しながら、今回の訪問研修についての想いを述べさせていただきました。このような
訪問研修ができましたこと、本校教職員、生徒ともども、大変幸せに感じております。本当にありがとうございました。

バンナ公園展望台より石垣市内を望む


校長ブログ「絶品うまいもん甲子園1」

 今日4日、東京浅草で、家庭クラブが出場している、絶品うまいもん甲子園大会が開催されています。日本橋でのふくしま復興マルシェを見てから、こちらに到着しました。開会式では、小野高校の松崎さんが選手宣誓をしました! 
 これから調理&プレゼンに入ります。見ているだけで、こちらも緊張します。




校長ブログ「ふくしま復興マルシェ1」

 今日、4日は、東京日本橋の福島館ミデッテで、ふくしま復興マルシェが開催されています。小野高校も元気に参加しています!
 お客様がたくさんいらっしゃいますように!



校長ブログ「石垣市--八重農高訪問4」

 台風接近の影響で風は強いのですが、天候は雨がふったり晴れたりと目まぐるしく変わっています。現在、午後からの八重農市での販売実習に向け、小野高校ブースの作成中です。少しでも多くの方々に、小野町の、福島県の元気を届けたいと思います。頑張ります!

校長ブログ「石垣市--八重農高訪問3」

 研修も二日目を終えました。昨日は石垣市長表敬訪問、八重農さんでの様々な体験活動などを行いましたが、昨日一日だけでも、訪問団の生徒たちの何かが少しずつ変わっていくのを感じていました。それを「成長」という安易な言葉で表現してしまっていいのかどうかは判断しかねますが、一人一人が相手を思いやりながら、自分のなすべきことを自分で考え、行動する。そういうことができている姿を見ていると、私もとてもうれしく思います。

 それにしても、八重農の皆さんの様々なご配慮、お心遣いには、本当に「感激」という言葉しか思いつきません。昨日一日だけでも、生徒たちはどれほど貴重な体験をすることができたか! 本当に感謝申し上げます。

 今日はいよいよ全校生徒との交流会、八重農市での販売実習と、この研修全体のハイライトとなる一日です。交流会では「小野町の今、福島の今」を精一杯伝えます。生徒たちは、この日のために、パワーポイントの資料を一所懸命作ってきました。本校生の思いは、きっと八重農の生徒の皆さんに届くと信じています。さらに八重農市では、小野町のご支援のもと、本校で開発したトマトうどん、一笑漬ドレッシングを精一杯PRしたいと思います。

 早朝にこの文章を記していますが、外は雨模様。風もかなり強く吹いています。台風が近づいているのですね。しかし、悪天候などに負けず、人生最大級の笑顔で、これから八重農さんに向かいたいと思います。

校長ブログ「石垣市--八重農高訪問2」

 石垣空港に着き、八重山農林高校の先生方、生徒の皆さんの熱烈なお出迎えを受け、感激。8月以来の再会を喜びました。その後、一緒に津波大石の見学に向かいました。石垣市教育委員会の方からの説明を聞き、改めて自然の力の強大さを感じた次第です。
 その後、ホテルに無事到着。夕方からは竹富島に渡り、琉球赤瓦屋根の伝統的な町並みを見学します。

(写真は津波大石の説明を聞く両校生)


校長ブログ「石垣市--八重農高訪問1」

 今日から、いよいよ沖縄県立八重山農林高校との交流研修がスタートしました。今、石垣に向かう機内です。生徒10名、教諭2名、そして私と、総勢13名の訪問団です。フライトは順調で、ほぼ予定通り石垣空港に到着予定です。
 本日は、到着後、二千年前の先島津波で打ち上げられたという津波大石を見学します。石垣島及び周辺一帯は、1771年の明和の大津波でも甚大な被害を受けたとのことです。
 福島も石垣も、ともに津波の大きな被害を受けたという共通点があります。そこをしっかりとこの目で見、身体で感じるところから研修を始めたいと思います。
 研修の様子は、順次、このブログにて報告します。

(写真は羽田空港にて)


校長ブログ「授業を見ての思い」

 9月下旬から、先生方の授業を参観しています。小野高校、そして平田校と順次行う予定です。私の専門は国語ですが、今、こうして授業を見ていると、あれほど苦手だった数学などもとても興味深く感じられます。

 私は中学校の頃から、「将来は先生になろうかな」と考えてはいましたが、教科までは決めていませんでした。もともと本が好きで、国語が得意ではあったのですが、それで生きていくと決意するまでの自信はありませんでした。
 ところが、高校に入学して受けた古文の授業で、私は体に電気が走るような経験をしたのです。古典文法に対しては、多くの人は「嫌だなあ」という感想を持ったのではないかと思います。「る・らる・す・さす・しむ」とか、「せ・○・き・し・しか・○」とか、嫌々暗記させられた、という記憶を持っている方は多いと思います。しかし、私は、「言葉って、こんなふうにいろいろと形を変えてつながっていって、そしていろんな意味を相手に伝えていくものなんだ!」と感動してしまったのです。教科書にある言葉一つ一つが、無限の彩りを放っているように見えました。むろん、教えてくださった先生の人間的な魅力も大きかったのだと思います。言葉に対する情熱を感じさせる先生でした。それ以降、私は言葉の虜となり、国語の教師となる決意を固めていくことになったのです。

 もうひとつ話をします。
 こんな話をある雑誌で読んだことがあります。
 ある企業で役員を務めた方が、退職後に突然俳句を始めたそうです。次第に上達し、新聞の投稿欄にも掲載されるようになりました。それを知って、彼が勤めていた会社の人たちは皆大変驚いたそうです。なぜなら、その方はバリバリのビジネスマンで、俳句に関心があるなんて誰も聞いたことがなかったからです。その方がある時、元同僚にこんなふうに語ったそうです。
 「私は退職するまで俳句には全く興味はなかった。しかし、退職した後、ある時なぜか中学校時代に習った俳句のことを思い出した。あの時、先生は、何だかずいぶん楽しそうに俳句のことを話していたなあって。それで、そうだ、そんなに楽しいものなら、俺も今から俳句をやってみようかと思い立ったんだよ。今から思えば、中学校の先生は、あの時に俺の心の中に俳句の種を蒔いていてくれた。それが何十年の後に芽を出したんだよ。」
 
 小野高校の授業においても、平田校の授業においても、時には生徒の人生を揺り動かす授業があることを、また、生徒の心の中に多くの種が蒔かれることを心から願っています。


「書法演習」 アドバイスしあいながら和傘のデザインを考えています。


「数学Ⅱ」 三角関数について熱く語っています!


「国語総合」 ジグソー法を用いて方丈記と平家物語の比べ読みを行っています。


「子どもの発達と保育」 絵本の読み聞かせをとおして、子どもの遊びについて学んでいます。


「音楽Ⅰ」 いきものがかり「ありがとう」を歌っています。歌声、きれいでした!





校長ブログ「秋空雑感」

 すっきりとした秋の空。今日から秋の交通安全運動が始まりました。朝の昇降口付近では、交通安全委員の生徒たちが自転車点検や意識啓発のためのチラシ配布を行っていました。「おはようございます!」という生徒たちの声を聴くと、やはり元気が出るものです。
 秋空といえば、先日、小野高校の校舎から虹を見ることができました。久しぶりに虹を見た気がします。虹を見ると、なぜか胸がときめきますよね。なぜなんだろう…。私だけではなく、何人かの先生方も歓声を上げながら虹を見ていました。
 そういえば、6年くらい前に、福島市のあづま総合運動公園付近で、ほぼ完全な形の虹を見たことがあります。確か、携帯で撮影して保存してあったはず…。ありました、ありました。併せてアップしておきます。この時は、ただただ見とれていました。何かお願いすればよかった、などと思ったのは、すでにほぼ消えかかった頃。(虹に何かお願いするのは普通のことなのでしょうか…?)

 今日は虹は出ていませんが、素敵な秋空。何はともあれ、生徒たちの交通安全、そして、今まさしくがんばっている3年生の進路希望達成を、小野の秋空に心から祈りました。

小野高校の空


交通安全委員による自転車点検


交通安全委員によるチラシ配布


6年前にみた虹!

校長ブログ「人の痛み、柔らかい心」

 先日、授業の様子を見ながら校内を歩いていた際、福祉系列で行われていた授業が目にとまりました。それは、身体が不自由であることを想定して、口を使って文字を書くという内容の授業でした。口にくわえた筆を使い、苦戦しながら用紙に向かっている生徒、文字を書き終え色まで塗っている生徒など、それぞれに一所懸命演習に取り組んでいました。
 人というものは、身体のみならず、さまざまな事柄に関して、今の自分が獲得している状況が当たり前で、そしてそれが永遠に続くかのような錯覚を持ってしまうことがあると思います。そういった意味で、こうした授業は大切な意味を持っているものと思います。この授業で生徒たちは何を学び、何を得たのでしょうか。きっと、人の痛みを想像することのできる柔らかい心なのではないかと想像します。
 9月4日(月)~7日(木)には2年生の介護現場実習が行われます。地域に貢献できる人材、社会が抱える少子高齢化社会という深い課題に向き合うことのできる人材として、生徒が少しでも成長してくれることを願っています。



校長ブログ「八重農交流~津波被災地での涙」

 八重山農林高校を迎えての交流行事が終わり、小野高校も本格的な夏休みに入った。今回の八重農訪問団と過ごした時間の中で、私の印象に強く残ったのが、津波による大きな被害を被ったいわき市薄磯地区への訪問だった。

 私は、東日本大震災後間もなく、東京の大学に通っていた上の娘を連れて、薄磯を訪れている。子どもの頃、幾度となく遊んだ薄磯の海岸は様変わりし、集落は跡形もなく消えていた。家々の基礎の部分だけが残る集落跡地を、娘と無言で歩き回った。

 今回、久しぶりに訪れた薄磯地区は、本当にようやく復興が始まった、という状況であった。津波で流された集落の跡地は、防波堤や緑地帯が整備されつつあった。海岸から少し奥まった所には震災復興住宅もできていた。しかし、沿岸部では新しく建った家、あるいはこれから建とうとしている家はまだまだ少なかった。

 訪れた日は、天候が良くなく、太平洋は少し荒れていた。慰霊碑の前で舞を奉納した後、高台に登って海を見た八重農の生徒が発した言葉。「石垣の海とは全然違う」。

 いわきの海は、天候が良ければエメラルドグリーンに輝いている。しかし、震災のことを少しでも肌で感じてもらうには、むしろこのくらい荒れていた方がよかったのかもしれない。八重農の生徒、小野高の生徒。皆、無言で、津波を経験した地区の方の話を聞いている。中には涙を流している生徒もいる。

 楽しい交流行事も十分に意味はある。しかし、こうして、互いに無言で海を見つめたあの時間もまた、非常に意味のある、濃密な時間だったように思う。

 八重農の生徒たちは、本気で海と向かい合っていた。その姿を後から見ながら、私も少し涙した。遠くからはるばるやって来て、こうして本気で震災と向き合ってくれる人たちがいる。本当にありがたいとしか言いようがない。

 八重農の生徒の皆さんと先生方に、そして、このような交流の機会を作ってくださった小野町の方々、いわき市の関係の方々、薄磯地区の方々に、改めて心から感謝を申し上げます。





校長ブログ「ガンバレ!八重農郷土芸能部!!」

 本校は昨年、小野町のご支援をいただき、沖縄県石垣市にある沖縄県立八重山農林高等学校と友好協定を締結しました。
 昨年度は本校訪問団が八重山農林高校を訪問して交流を行いましたが、今年度は相互訪問を行い、様々な交流を深めていく予定です。

 八重山農林高校の郷土芸能部は、8月2日~4日まで宮城県名取市で開催される第41回全国高等学校総合文化祭「みやぎ総文2017」の郷土芸能部門に、沖縄県代表として出場します。2年ぶり8度目の全国大会出場とのこと、本当にすばらしいと思います。8月3日(木)の本番は、私も応援に駆けつける予定です。

 ガンバレ!八重農郷土芸能部!!

 その全国大会後 、八重農訪問団が小野町を訪れます。おおよその日程は以下のとおりです。八重農訪問団の皆さん、小野町の皆さん、小野高校生、そしていわき市の皆さん、それぞれの交流が花咲くことを本当に期待しています。

○8月5日(土)
 午前 小野高校にて歓迎行事、生徒交流会、昼食交流会
 午後 小野町にて交流歓迎イベント
○8月6日(日)
 いわき市被災地訪問、追悼の郷土芸能奉納
 ワンダーファームでの昼食交流、アクアマリンふくしま等見学
    ※いわき市訪問には、10月に石垣市を訪問する予定の本校生も同行し、交流を深
  めます。

 八重農の皆さん、お待ちしています!!

小野高校校長室より

校長ブログ「全国そば打ち選手権近づく」

 本校は総合学科であり、時間割の中に「課題研究」という時間があります。昨年度、その「課題研究」でそば打ちに取り組んだ本校生チームは、第6回全国高校生そば打ち選手権大会で見事敢闘賞に輝きました。
 今年度は、昨年度の成績をさらに超えるべく、懸命にそば打ちの稽古を行っています。本日、本校同窓会館にて試食会が行われ、私もおいしくいただきました。全国選手権大会は8月21日(月)に東京都産業貿易センター台東館で開催されます。それまで、また稽古の日々が続きます。
 また、8月5日(土)には本校と友好協定を結んでいる沖縄県石垣市の八重山農林高校訪問団が本校にいらっしゃいますが、訪問団の皆さんにも、そばを召し上がっていただく予定です。おいしく仕上がるか、校長としてもドキドキです。本校生チームの頑張りに期待しています。

準備に大忙し


できました! おいしそう!


試食会の様子です


校長ブログ「命」

 7月20日(木)に、田村警察署小野分庁舎 刑事生活安全課から内藤様を講師としてお招きし、薬物乱用防止教室を実施しました。さまざまなお話やショッキングなDVDなどをとおして、生徒たちは薬物の危険性を十分に学ぶことができたのではないかと思います。また、普段は見ることのできない薬物の実物を見せていただきました。また、最後に講師の先生がおっしゃった、「感動こそがストレスに負けない最大の秘訣である」という言葉が非常に印象に残りました。さまざまなことに「感動する」ことを積み重ねていくことで、人はストレスから遠ざかり、薬物などに手を出してしまうこともなくなるということです。自分自身の生活においてもそうですし、校長として学校をどう運営していくかという点からも、この言葉は非常に参考になりました。

 また、同じ7月20日(木)の全校集会後、全職員と各部活動代表者を対象に、「心肺蘇生法・AED及びエピペン実技講習会」を開催しました。こちらは郡山地方広域正法組合 田村消防署救急隊員5名の方々を講師としてお招きしました。
 先生方には先日の職員会議で、県内で実際に発生した生徒事故についての資料を配布し、AEDに習熟しておくことの重要性を話したばかりでしたので、皆、真剣に講習に取り組んでいました。講習後には全員で本校のAEDの設置場所、建物に鍵がかかっているときの対処法などを確認しました。また、アナフィラキシーショックの際に使用するエピペンについての理解も進んだように思います。

 これらはいずれも、「命」を守るために、教師、生徒を問わず、誰もが知っておくべきこと、身に付けておくべきことです。

 全校集会で、私は、生徒の皆さんに、「命には順序がある」という観点から、「命の大切さ」について、私自身の体験を踏まえながら話をしました。平田校の終業式でも同様の話をしました。

 今後も「命の大切さ」について、生徒たちとともに考える機会を設けていきたいと思っています。







校長ブログ「PTA奉仕活動&校内美化コンクール」

 少し前になりますが、7月9日(日)午前7時30分から、PTA奉仕活動として、敷地内の草刈り作業が行われました。朝早くからの作業でしたが、当日はかなり気温が高く、全員汗だくになりながらの草刈りとなりました。
 大勢の保護者の皆様にご参加いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。また、部活動の生徒たちも積極的に協力していました。中には親子一緒に作業するほほえましい姿も見られました。
 おかげさまで、よりよい学習環境の実現を図ることができました。御協力いただいた保護者の皆様には、この場を借りて改めて深く御礼申し上げます。

 また、本校では、7月7日(金)から13日(木)に渡って、校内美化コンクールが行われました。厚生委員による点検項目が決められており、各クラスにつき、1日の総点が20点となっています。結果は毎日、生徒昇降口前廊下と購買部前に掲示されます。これが5日間で合計100点となるわけです。点検項目は、
 ・黒板のチョークの粉が残っていないか
 ・廊下の傘立てが整理されているか
 ・本棚の本が整理されているか
 ・ほうきは吊すか逆さに立てかけられているか
 ・机やいすの脚のほこりがとれているか
 ・窓のさんの清掃がされているか
などかなり細かく設定されており、クラスを挙げてしっかりと美化に取り組まないと点数が取れないようになっています。
 このコンクールでは、前期と後期それぞれ上位3クラスを表彰し、また年間総合の表彰も行います。今回は1年3組(佐藤紘則クラス)が見事に第1位となりました。

 小野高校の校舎内外の清掃はかなり行き届いていると思います。生徒たちの服装もしっかりしており、こういった美点は、小野高校の伝統としてこれからも一層磨いていきたいと思っています。

PTA奉仕活動の光景1


PTA奉仕活動の光景2


PTA奉仕活動の光景3


清掃の行き届いた校舎内の様子(1年生教室前)


生徒昇降口もいつもすっきりしています


あちこちに彩りが


校長ブログ「人形劇は10日へ」

 7月7日(金)に予定されていた、図書館での人形劇ですが、10日(月)の放課後に変更になりました。生徒の皆さん、ぜひ足を運んでくださいね!

校長ブログ「図書館で人形劇を行います!」

 小野高校図書館で、「図書委員長とその仲間たち」による人形劇が行われます! 校内だけとなりますが、7月7日(金)午後4時からです。生徒の皆さん、ぜひ!!

 本校図書館は立派な図書館で、最初に入ったときにはかなり驚きました。生徒が興味を持ちそうなマンガから、先生方の専門書まで、けっこう充実しています。私も現在2冊借りています。今日は司書の鈴木さんから、「ランニングに関する新しい本が入りましたよ」と教えてもらいました。早速借りよう!

(人形劇の案内です)


(図書館の様子その1)


(図書館の様子その2)


(図書館の様子その3)

校長ブログ「花に生徒に元気をもらって」

 6月下旬より、近隣地域の各中学校において高校説明会が始まっています。説明会に臨む中学生の様子を見ると、どの中学校においても本当に真剣にこちらの話を聞こうという姿勢が伝わってきます。私は小野高校について、「総合学科の特徴」及び「進学希望者に対する合格支援プロジェクト」の2点を重点的に説明しています。小野高校の持つ可能性が少しでも多くの中学生や地域の方々に伝わるよう、これからも努めていきたいと思います。
 さて、現在、小野高校の正門付近の花壇には、マリーゴールド、サルビア、ベゴニアなどの花々が咲き乱れています。4月17日付の校長ブログ第1回で、この花壇について取り上げましたが、当時はパンジーが春の到来を告げていました。その第1回ブログで私はこんなことを記しました。
 「人にせよ、動物にせよ、植物にせよ、命は過去から未来へとつながっているものです。そんなことを改めて心に刻みながら、先生方、生徒たちと学校生活を楽しんでいきたいと思います。」
 出張から小野高校に戻り、この花々を見ると心からホッとする自分がいます。そして、花の命に元気をもらい、改めて生徒たちのためにがんばろうと気を引き締めます。

 今日、中学校説明会から戻り、いつものように花を見ていると、校舎から吹奏楽部の元気な楽器の音が響いてきました。まだ定期考査の期間中ですが、野球の試合の応援練習をしているようなので、ちょっと練習をのぞいてみました。一所懸命に応援曲を練習している姿に心も軽く。野球部も、そして吹奏楽部も、ガンバレ!

(正門から)


(花壇の光景)


(応援練習に励む吹奏楽部員たち)


校長ブログ「避難訓練で生徒に伝えたこと」

 6月28日(水)に、本校で避難訓練が行われました。生徒の皆さんには、訓練後に以下のような話をしました。拙い話ではありますが、このブログにも記しておきます。

 皆さんは、今日、この避難訓練にあたって、何か考えたことはありますか?
 私は朝、心の中で、手を合わせました。
 誰に?
 今日の避難訓練は地震を想定したものでした。ですから、私は今朝、東日本大震災で亡くなった方々に手を合わせたのです。

 あの3月11日、私は津波と原発事故に見舞われた南相馬市に住んでいました。南相馬市にある高校に勤務していたのです。
 地震直後、授業をしていた全校生、先生方は必死で校庭に避難しました。体育館の壁の一部が崩落し、校舎内の天井もかなりの箇所が落ちました。しかし、幸い、全員が無事でした。点呼を済ませ、寒い中、グラウンドで待機していた時、沿岸部を津波が襲ったのです。
 高校の体育館は、津波で亡くなった方々の遺体安置所に変わりました。次から次へと津波の犠牲になった方の遺体が搬送されてきました。さらにもう一つの体育館は自衛隊の前線基地に変わりました。
 さらには、原発事故が起こり、生徒たちは全国に散り散りになりました。先生方は生徒たちの安否確認を続けました。そして多くの生徒たちがやむなく転学していきました。約2か月後、私の勤務していた高校は南相馬市から離れ、県内の二つの高校にお世話になり、サテライト校として授業を再開することになりました。

 あの時を思うと、今こうして毎日学校に来てふつうに勉強や部活動ができることがどれだけ幸せなことなのか、改めて強く感じます。校長室には、こんな記念のプレートがあります。(写真参照)これは震災後、双葉翔陽高校がこの小野高校に避難してサテライト校として生活していたことの証です。プレートには双葉翔陽高校の校章と小野高校の校章があり、そしてその間に「絆」という文字が大きく刻まれています。この小野高校にも、避難してきて生活をともにした高校があったことを、皆さんもぜひ心に留めておいてください。

 はじめに話したように、今日は避難訓練だと思ったとき、私は震災の犠牲者に手を合わせました。そして同時に、小野高校の生徒たちは今日の避難訓練をどこまで本気で取り組んでくれるだろうかと思いました。本日の皆さんの避難時間は短く立派なものでしたが、心の中の本気度はどうだったでしょうか。今日の避難訓練を、それぞれが防災について改めて考えるきっかけにしてください。 (以上)

校長ブログ「ビジネス系列~資格取得に挑戦」

 本校の4系列の一つ、ビジネス系列の授業の様子です。今回は2年生の「情報演習」という授業です。
 本校のビジネス系列では、簿記や情報処理の学習を通して、商業活動に関する基礎的・基本的な知識や技術を身に付けていきます。さらに、様々な資格の取得やビジネスマナー教育にも力を入れています。卒業後もより深く学びたい人は大学の経済学部などへの進学も可能ですし、就職にも大変強い系列です。
 この授業では、9月に実施される「全商 情報処理検定2級」の合格を全員で目指しているとのことです。生徒のみなさんは本当に真面目に課題に取り組んでいました! 先生方のきめ細かな指導を受けながら、今後も着実に力を付けていくことと思います。全員の合格を祈っています!

この資格取得を目指しています


授業全景~できた課題をプリントアウトして助言を受けます


懸命に考える 


一人ひとりに丁寧に


商業実習助手の先生からも的確なアドバイスが

校長ブログ「漢字テストを行っています」

 本校では、全校一斉の漢字テストを年に7回実施しています。朝の20分間を活用し、全学年共通問題で行います。
 6月8日(木)には第2回目が実施されました。今回は、漢字テストにおいて、上級生と互角またはそれ以上に渡り合う2年3組におじゃましました。皆、真剣に問題に向き合っていましたよ! 今後も3年生に勝て! そして3年生は2年生に負けるな!(結局どのクラスも勝て!という実に勝手な願い…)
 漢字テストは毎回成績優秀者を発表していますが、年間の優秀者については年度末に表彰を行います。小野高校では、こういった取組を通して、コツコツと、しかし着実に生徒の基礎学力を向上させています。

校長ブログ「福祉教養系列での現場実習が始まりました」

 本校は総合学科で4つの系列を持っています。その一つに「福祉教養系列」があります。この系列では、福祉・家庭等の分野から、私たちが健康で豊かな生活を営むために必要な知識と技術を、多くの体験活動をとおして学びます。

 この系列の3年間のおおよその流れは次の通りです。
 ・1年次:文理総合系列と一緒に基礎的な科目を学びます。
 ・2年次:「社会福祉基礎」「介護実習」など専門的な科目を学びます。
 ・3年次:「介護総合演習」「コミュニケーション技術」など、より深く専門的な科目を学びます。

 6月から、いよいよ2,3年生の社会福祉施設での現場実習が始まりました。私もさっそく実習の様子をのぞいてきました。まだまだコミュニケーションにおいても、技術的な面においてもぎこちないところはありますが、生徒たちはそれぞれの施設で一所懸命がんばっていました。卒業後もさらに福祉について学びたい場合は進学も可能ですし、地元の介護施設等への就職率も非常に高いものがあります。
 小野町のような中山間地域では少子化・高齢化が大きな課題となっています。そういった場で福祉について学ぶことは、非常に大きな意味があると思っています。こういった学びができるのは、総合学科としての本校の良さの一つです。
 実習での生徒たちの頑張りに期待します! また、実習にご協力をいただいている施設の皆様には、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。

一緒に笑顔(「グループホームさくらんぼ」さんにて)


ベッドメイキングを学ぶ(「特別養護老人ホームこまち荘」さんにて)


手話での歌を学ぶ(3年生の「コミュニケーション技術」の様子)
 ※学校評議員の皆様にもご覧いただきました


校長ブログ「花いっぱい運動」

 小野高校は中間考査の真っ最中です。校内巡回をすると、生徒たちの真剣な様子が伝わってきます。現在、本校では家庭クラブが「花いっぱい運動」を展開しています。校舎内のあちこちに置かれた花たちが、そんな一所懸命な生徒たちを見守っています。
 敷地内のツツジも満開でした。花がいっぱいの学校にいると、どこかホッとします。中間考査、生徒たちが力を十分発揮できますように。





校長ブログ「勉強する小野高生」

 5月23日(火)からは中間考査が始まります。総合学科である小野高校には4つの系列がありますが、そのうち特に文理総合系列には、大学・短大や専門学校などの上級学校への進学を目指す生徒が大勢います。
 普段の授業も、少人数による丁寧な指導が多く行われています。私が小野高校に赴任して特に感心しているのが次の4点です。
 ・あいさつが素晴らしい
 ・服装が整っている
 ・清掃が行き届いている
 ・授業中に寝ている生徒がほとんど見られない
 先生方も指導に熱心です。今後はアクティブ・ラーニングの要素を積極的に取り入れながら、授業の質の向上を図っていきたいと考えています。
 中学生の皆さん、小野高校では、上級学校への進学から就職まで、様々な進路希望を実現させるための取組を行っています。落ち着いた環境の中で「勉強する小野高生」を、ここに掲載した写真からぜひ感じてみてください。

数学B「説明に耳を傾ける」


数学B「懸命に考える」


国語演習A「一人ひとりに丁寧に」


国語演習A「仲間と考える」




校長ブログ「県大会へ、次へ」

 高体連地区大会が終わりました。陸上競技、剣道、柔道、弓道、テニス、卓球の6つの部活動が県大会への切符を手にし、5月19日(金)には壮行会を行いました。特に陸上競技部は、二,三年生全員が個人で県大会に駒を進めるという素晴らしい結果を出しました。
 その一方、県大会にわずかに手が届かなかった部もありました。壮行会で話をしましたが、男子バスケットボール部は2回戦で負けたものの敗者復活戦を勝ち上がり、代表決定戦までたどり着きました。その試合も中盤までリードしていましたが、最後に力尽きました。また弓道女子団体は60本の矢を引いて、わずか1本差で県大会を逃しました。どれほど悔しいだろうと思います。しかし、本当に「全力を尽くした」のなら、その悔し涙は決して無駄にはなりません。全力を尽くした君たちの戦いは、県大会に進出した部の生徒たちの戦いと同じ輝きを持っています。今回の敗戦を「ちゃんと悔しがる」ことが大切です。それができたら「次」に向けて「一所懸命」努力を始めましょう。
 生徒たちには、この小野高校での三年間の中で、「ざらりとした手触りの何か」をつかんで欲しいと願っています。

校長ブログ「青空の下での田植え」

 別ページ「学校生活の様子」にも掲載されていますが、5月18日(木)、19日(金)の2日間、産業技術系列の科目を選択している生徒たちによる田植え機実演が行われました。南東北クボタ小野町営業所様のご協力をいただき、特に19日の三年生の実習では、GPS機能が搭載されている最新式の田植え機を使用することができました。
 当日は快晴、絶好の田植え日和。クボタの方や実習の先生の指導を受けながら、全員が田植え機を操縦し、無事に田植えを行うことができました。田植機を操縦する生徒、それを見ている生徒、苗を運ぶ生徒、そうした生徒全員の目が輝いていたのがとても印象的でした。4月30日のこのブログで「育苗」について書きましたが、こうして生徒たちが育てた苗が、秋には大きな実りをもたらしてくれることになります。生徒の心にも豊かな実りがありますように。
 南東北クボタ小野町営業所様には本当にお世話になりました。心より御礼申し上げます。







校長ブログ「高体連地区大会、行け!小野高校!」」

 高体連地区大会始まる。選手諸君、最後の1秒まで死力を尽くしたか? ベンチの諸君、最後の1秒まで全力でサポートしたか? スタンドの諸君、最後の1秒まで心を熱くして応援したか?
 校長としていつもみんなに話している。「一所懸命に」宝のような時を過ごせ!

弓道部「正射必中!」(開成山弓道場にて)


陸上競技部「スタート!」(開成山陸上競技場にて)


バスケットボール部「入れ!」(須賀川高校にて)


行け!小野高校!

校長ブログ「育苗」

 先週、産業技術系列の生徒たちが行っている「育苗」の様子を見てきました。久納先生の指導の下、生徒たちは育ち始めた苗に均等に陽の光があたるよう、苗の世話をしていました。「どうしたらいいか、自分たちで考えてみよう」 久納先生はこの言葉を何度も生徒たちに伝えていました。
 小野高校の生徒の皆さんは、真面目で素直だといつも感じています。その一方で、自分で考えて判断し、行動する、という面ではまだ課題があるとも感じます。
 位置を入れ替えてもらった苗たちは、気持ちよさそうに陽の光を浴びていました。これからどんどん成長していくことでしょう。田植えは5月の中旬頃だそうです。小野高校の生徒たちも、この三年間で大きく成長しますように。



校長ブログ「校訓」の「闊」

 平田校の校門には、校訓「質実剛健 明朗闊達」という文字が大きく刻まれています。もちろんこれは本校、平田校、共通の校訓です。私は、シンプルでとてもいい校訓だなあといつも感じています。
 さて、この中の「闊達」という言葉の意味について、生徒の皆さんはきちんと理解していますか? 私の手元にある辞書には、「心が広く、のびのびしているようす」とあります。「闊」という文字はふだんはあまり使わない文字ですね。「闊歩する」などという言葉で使われる程度でしょうか。
 しかし、この「闊」という文字、実は全国の高校生のほとんどが、高校三年間の中で一回は目にする文字なのです。皆さんは『山月記』という小説を知っていますか? 二年生または三年生で学習する教材です。国語の教科書を見てみてください。たぶん、学習するのはこれからでしょうか。『山月記』は、中島敦という作家が書いたものです。その小説の中に、「久闊を叙した」という表現が出てきます。授業で学習したときには、このブログのことを思い出してみてください。また、校章の「柏」は広葉樹ですが、広葉樹の旧称は「闊葉樹」と言います。
 このように、「闊」という文字は皆さんには深い縁のある文字なのです。いよいよ5月になります。一日に一度は「質実剛健 明朗闊達」という言葉を思い起こして、日々、自分が成長できるよう、主体的に学校生活を送ることを期待しています。

(平田校の校門)


校長ブログ「校歌練習と夏井の流れ」その2

 本校の校歌の二番は、「紺碧の 秋空すみて 紅葉映ゆ 夏井の流れ」という歌詞で始まります。夏井川は大滝
根山に源を発し、小野町を流れ、千本桜に生命を与え、いわき市にて太平洋に注ぐ、福島県を代表する川の一つで
す。
 私はいわき市で生まれ育ちましたが、実は、家のすぐそばを夏井川が流れているのです。一番目の写真は家の近
くで撮影したものですが、右の方に夏井川が写っています。土手は私のランニングコースです。二枚目は河口付近
です。橋の向こうは海です。一枚目の写真のあたりから数キロ走ると、こんな風景が見られます。小野高校に赴任
してからは、小野町とのつながりを感じながらランニングをするようになりました。
 小野高校の生徒の皆さんに一つ述べたいことがあります。小野町を流れる「夏井の流れ」はやがて太平洋につな
がり、さらにその太平洋は全世界につながっています。同じように、小野町にようやく訪れた春の空は、日本中の
春の空につながり、そして全世界につながっているのです。勉強に部活動にと大変忙しい毎日だと思いますが、時
には、そんなスケールの大きなことを考えてみることも大切なのではないでしょうか。



校長ブログ「校歌練習と夏井の流れ」その1

 4月17日(月)から20日(木)にかけて、校歌練習が行われました。新入生は最初はずいぶんと緊張していた
ようですが、音楽の渡辺先生や先輩方の指導のもと、最終日には見事に歌えるようになりました。下の写真は最終日
に全学年揃って歌った時のものです。
 この成果が遺憾なく発揮されたのが4月22日(土)に行われた新校旗披露式でした。式の最後の校歌斉唱は、本当
に素晴らしく、私も一緒に歌いながら感動していました。まばゆいばかりの新校旗を見上げながら、全員で高らかに校
歌を歌ったことは、私の記憶にずっと残るでしょう。

 さて、その校歌について、一つ記しておきたいことがあります。(続く) 

校長ブログ「内堀知事と」

 今日、4月20日(木)の午後、「知事と小野町長の意見交換会」があり、その中で小野高校生が町との連携事業
について説明する時間をいただきました。3月にオープンしたばかりのトレーラーハウス「マンマハウス」が会場と
なり、生徒会長、放送部長、家庭クラブ、農業クラブの生徒7名、目時教諭が出席しました。
 本校と町との協力で開発した「トマトうどん」「一笑漬ドレッシング(をかけた豆腐)」を知事に召し上がってい
ただきました! 知事からはお褒めのお言葉をいただき、生徒たちは笑顔、笑顔、でした。(ちゃっかり私もいただ
きましたが、本当においしかった!!) また、放送部が作成した小野町CMなども知事にご覧いただきました。
 知事に対して熱心に話をする生徒たちを見ていると、私にもその一所懸命さがきちんと伝わってきました。小野高
校の生徒たちにはまだまだ大きな可能性があるんだな、と深く感じました。
 私にとっても本当に貴重な時間となりました。

校長ブログ「時に触れる」

 小野高校の正門を入ると、色とりどりのパンジーが目に飛び込んできます。本校ホームページ「学校生活の様子」
にも掲載されていますが、これは、産業技術系列の実習で育てたものです。ここ数日、実習服に身を包んだ生徒たち
が一所懸命植えている姿が見られました。私が声を掛けたところ、生徒たちは笑顔で元気に返事をしてくれました。
 毎日出勤していると、こんなふうに花が植えられている光景を当たり前のものだと感じてしまいますが、よく考え
ると、とても素敵なことなのだと思います。先生方のご指導と生徒たちの頑張りの結果として、花に命が宿り、その
花たちはこうして小野高校を訪れる人たちを出迎えているのです。
 人にせよ、動物にせよ、植物にせよ、命は過去から未来へとつながっているものです。そんなことを改めて心に刻
みながら、先生方、生徒たちと学校生活を楽しんでいきたいと思います。