2017年4月の記事一覧

校長ブログ「育苗」

 先週、産業技術系列の生徒たちが行っている「育苗」の様子を見てきました。久納先生の指導の下、生徒たちは育ち始めた苗に均等に陽の光があたるよう、苗の世話をしていました。「どうしたらいいか、自分たちで考えてみよう」 久納先生はこの言葉を何度も生徒たちに伝えていました。
 小野高校の生徒の皆さんは、真面目で素直だといつも感じています。その一方で、自分で考えて判断し、行動する、という面ではまだ課題があるとも感じます。
 位置を入れ替えてもらった苗たちは、気持ちよさそうに陽の光を浴びていました。これからどんどん成長していくことでしょう。田植えは5月の中旬頃だそうです。小野高校の生徒たちも、この三年間で大きく成長しますように。



校長ブログ「校訓」の「闊」

 平田校の校門には、校訓「質実剛健 明朗闊達」という文字が大きく刻まれています。もちろんこれは本校、平田校、共通の校訓です。私は、シンプルでとてもいい校訓だなあといつも感じています。
 さて、この中の「闊達」という言葉の意味について、生徒の皆さんはきちんと理解していますか? 私の手元にある辞書には、「心が広く、のびのびしているようす」とあります。「闊」という文字はふだんはあまり使わない文字ですね。「闊歩する」などという言葉で使われる程度でしょうか。
 しかし、この「闊」という文字、実は全国の高校生のほとんどが、高校三年間の中で一回は目にする文字なのです。皆さんは『山月記』という小説を知っていますか? 二年生または三年生で学習する教材です。国語の教科書を見てみてください。たぶん、学習するのはこれからでしょうか。『山月記』は、中島敦という作家が書いたものです。その小説の中に、「久闊を叙した」という表現が出てきます。授業で学習したときには、このブログのことを思い出してみてください。また、校章の「柏」は広葉樹ですが、広葉樹の旧称は「闊葉樹」と言います。
 このように、「闊」という文字は皆さんには深い縁のある文字なのです。いよいよ5月になります。一日に一度は「質実剛健 明朗闊達」という言葉を思い起こして、日々、自分が成長できるよう、主体的に学校生活を送ることを期待しています。

(平田校の校門)


校長ブログ「校歌練習と夏井の流れ」その2

 本校の校歌の二番は、「紺碧の 秋空すみて 紅葉映ゆ 夏井の流れ」という歌詞で始まります。夏井川は大滝
根山に源を発し、小野町を流れ、千本桜に生命を与え、いわき市にて太平洋に注ぐ、福島県を代表する川の一つで
す。
 私はいわき市で生まれ育ちましたが、実は、家のすぐそばを夏井川が流れているのです。一番目の写真は家の近
くで撮影したものですが、右の方に夏井川が写っています。土手は私のランニングコースです。二枚目は河口付近
です。橋の向こうは海です。一枚目の写真のあたりから数キロ走ると、こんな風景が見られます。小野高校に赴任
してからは、小野町とのつながりを感じながらランニングをするようになりました。
 小野高校の生徒の皆さんに一つ述べたいことがあります。小野町を流れる「夏井の流れ」はやがて太平洋につな
がり、さらにその太平洋は全世界につながっています。同じように、小野町にようやく訪れた春の空は、日本中の
春の空につながり、そして全世界につながっているのです。勉強に部活動にと大変忙しい毎日だと思いますが、時
には、そんなスケールの大きなことを考えてみることも大切なのではないでしょうか。



校長ブログ「校歌練習と夏井の流れ」その1

 4月17日(月)から20日(木)にかけて、校歌練習が行われました。新入生は最初はずいぶんと緊張していた
ようですが、音楽の渡辺先生や先輩方の指導のもと、最終日には見事に歌えるようになりました。下の写真は最終日
に全学年揃って歌った時のものです。
 この成果が遺憾なく発揮されたのが4月22日(土)に行われた新校旗披露式でした。式の最後の校歌斉唱は、本当
に素晴らしく、私も一緒に歌いながら感動していました。まばゆいばかりの新校旗を見上げながら、全員で高らかに校
歌を歌ったことは、私の記憶にずっと残るでしょう。

 さて、その校歌について、一つ記しておきたいことがあります。(続く) 

校長ブログ「内堀知事と」

 今日、4月20日(木)の午後、「知事と小野町長の意見交換会」があり、その中で小野高校生が町との連携事業
について説明する時間をいただきました。3月にオープンしたばかりのトレーラーハウス「マンマハウス」が会場と
なり、生徒会長、放送部長、家庭クラブ、農業クラブの生徒7名、目時教諭が出席しました。
 本校と町との協力で開発した「トマトうどん」「一笑漬ドレッシング(をかけた豆腐)」を知事に召し上がってい
ただきました! 知事からはお褒めのお言葉をいただき、生徒たちは笑顔、笑顔、でした。(ちゃっかり私もいただ
きましたが、本当においしかった!!) また、放送部が作成した小野町CMなども知事にご覧いただきました。
 知事に対して熱心に話をする生徒たちを見ていると、私にもその一所懸命さがきちんと伝わってきました。小野高
校の生徒たちにはまだまだ大きな可能性があるんだな、と深く感じました。
 私にとっても本当に貴重な時間となりました。

校長ブログ「時に触れる」

 小野高校の正門を入ると、色とりどりのパンジーが目に飛び込んできます。本校ホームページ「学校生活の様子」
にも掲載されていますが、これは、産業技術系列の実習で育てたものです。ここ数日、実習服に身を包んだ生徒たち
が一所懸命植えている姿が見られました。私が声を掛けたところ、生徒たちは笑顔で元気に返事をしてくれました。
 毎日出勤していると、こんなふうに花が植えられている光景を当たり前のものだと感じてしまいますが、よく考え
ると、とても素敵なことなのだと思います。先生方のご指導と生徒たちの頑張りの結果として、花に命が宿り、その
花たちはこうして小野高校を訪れる人たちを出迎えているのです。
 人にせよ、動物にせよ、植物にせよ、命は過去から未来へとつながっているものです。そんなことを改めて心に刻
みながら、先生方、生徒たちと学校生活を楽しんでいきたいと思います。