校長ブログ「福祉教養系列での現場実習が始まりました」

 本校は総合学科で4つの系列を持っています。その一つに「福祉教養系列」があります。この系列では、福祉・家庭等の分野から、私たちが健康で豊かな生活を営むために必要な知識と技術を、多くの体験活動をとおして学びます。

 この系列の3年間のおおよその流れは次の通りです。
 ・1年次:文理総合系列と一緒に基礎的な科目を学びます。
 ・2年次:「社会福祉基礎」「介護実習」など専門的な科目を学びます。
 ・3年次:「介護総合演習」「コミュニケーション技術」など、より深く専門的な科目を学びます。

 6月から、いよいよ2,3年生の社会福祉施設での現場実習が始まりました。私もさっそく実習の様子をのぞいてきました。まだまだコミュニケーションにおいても、技術的な面においてもぎこちないところはありますが、生徒たちはそれぞれの施設で一所懸命がんばっていました。卒業後もさらに福祉について学びたい場合は進学も可能ですし、地元の介護施設等への就職率も非常に高いものがあります。
 小野町のような中山間地域では少子化・高齢化が大きな課題となっています。そういった場で福祉について学ぶことは、非常に大きな意味があると思っています。こういった学びができるのは、総合学科としての本校の良さの一つです。
 実習での生徒たちの頑張りに期待します! また、実習にご協力をいただいている施設の皆様には、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。

一緒に笑顔(「グループホームさくらんぼ」さんにて)


ベッドメイキングを学ぶ(「特別養護老人ホームこまち荘」さんにて)


手話での歌を学ぶ(3年生の「コミュニケーション技術」の様子)
 ※学校評議員の皆様にもご覧いただきました