校長ブログ

校長ブログ「命」

 7月20日(木)に、田村警察署小野分庁舎 刑事生活安全課から内藤様を講師としてお招きし、薬物乱用防止教室を実施しました。さまざまなお話やショッキングなDVDなどをとおして、生徒たちは薬物の危険性を十分に学ぶことができたのではないかと思います。また、普段は見ることのできない薬物の実物を見せていただきました。また、最後に講師の先生がおっしゃった、「感動こそがストレスに負けない最大の秘訣である」という言葉が非常に印象に残りました。さまざまなことに「感動する」ことを積み重ねていくことで、人はストレスから遠ざかり、薬物などに手を出してしまうこともなくなるということです。自分自身の生活においてもそうですし、校長として学校をどう運営していくかという点からも、この言葉は非常に参考になりました。

 また、同じ7月20日(木)の全校集会後、全職員と各部活動代表者を対象に、「心肺蘇生法・AED及びエピペン実技講習会」を開催しました。こちらは郡山地方広域正法組合 田村消防署救急隊員5名の方々を講師としてお招きしました。
 先生方には先日の職員会議で、県内で実際に発生した生徒事故についての資料を配布し、AEDに習熟しておくことの重要性を話したばかりでしたので、皆、真剣に講習に取り組んでいました。講習後には全員で本校のAEDの設置場所、建物に鍵がかかっているときの対処法などを確認しました。また、アナフィラキシーショックの際に使用するエピペンについての理解も進んだように思います。

 これらはいずれも、「命」を守るために、教師、生徒を問わず、誰もが知っておくべきこと、身に付けておくべきことです。

 全校集会で、私は、生徒の皆さんに、「命には順序がある」という観点から、「命の大切さ」について、私自身の体験を踏まえながら話をしました。平田校の終業式でも同様の話をしました。

 今後も「命の大切さ」について、生徒たちとともに考える機会を設けていきたいと思っています。







校長ブログ「PTA奉仕活動&校内美化コンクール」

 少し前になりますが、7月9日(日)午前7時30分から、PTA奉仕活動として、敷地内の草刈り作業が行われました。朝早くからの作業でしたが、当日はかなり気温が高く、全員汗だくになりながらの草刈りとなりました。
 大勢の保護者の皆様にご参加いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。また、部活動の生徒たちも積極的に協力していました。中には親子一緒に作業するほほえましい姿も見られました。
 おかげさまで、よりよい学習環境の実現を図ることができました。御協力いただいた保護者の皆様には、この場を借りて改めて深く御礼申し上げます。

 また、本校では、7月7日(金)から13日(木)に渡って、校内美化コンクールが行われました。厚生委員による点検項目が決められており、各クラスにつき、1日の総点が20点となっています。結果は毎日、生徒昇降口前廊下と購買部前に掲示されます。これが5日間で合計100点となるわけです。点検項目は、
 ・黒板のチョークの粉が残っていないか
 ・廊下の傘立てが整理されているか
 ・本棚の本が整理されているか
 ・ほうきは吊すか逆さに立てかけられているか
 ・机やいすの脚のほこりがとれているか
 ・窓のさんの清掃がされているか
などかなり細かく設定されており、クラスを挙げてしっかりと美化に取り組まないと点数が取れないようになっています。
 このコンクールでは、前期と後期それぞれ上位3クラスを表彰し、また年間総合の表彰も行います。今回は1年3組(佐藤紘則クラス)が見事に第1位となりました。

 小野高校の校舎内外の清掃はかなり行き届いていると思います。生徒たちの服装もしっかりしており、こういった美点は、小野高校の伝統としてこれからも一層磨いていきたいと思っています。

PTA奉仕活動の光景1


PTA奉仕活動の光景2


PTA奉仕活動の光景3


清掃の行き届いた校舎内の様子(1年生教室前)


生徒昇降口もいつもすっきりしています


あちこちに彩りが


校長ブログ「人形劇は10日へ」

 7月7日(金)に予定されていた、図書館での人形劇ですが、10日(月)の放課後に変更になりました。生徒の皆さん、ぜひ足を運んでくださいね!

校長ブログ「図書館で人形劇を行います!」

 小野高校図書館で、「図書委員長とその仲間たち」による人形劇が行われます! 校内だけとなりますが、7月7日(金)午後4時からです。生徒の皆さん、ぜひ!!

 本校図書館は立派な図書館で、最初に入ったときにはかなり驚きました。生徒が興味を持ちそうなマンガから、先生方の専門書まで、けっこう充実しています。私も現在2冊借りています。今日は司書の鈴木さんから、「ランニングに関する新しい本が入りましたよ」と教えてもらいました。早速借りよう!

(人形劇の案内です)


(図書館の様子その1)


(図書館の様子その2)


(図書館の様子その3)

校長ブログ「花に生徒に元気をもらって」

 6月下旬より、近隣地域の各中学校において高校説明会が始まっています。説明会に臨む中学生の様子を見ると、どの中学校においても本当に真剣にこちらの話を聞こうという姿勢が伝わってきます。私は小野高校について、「総合学科の特徴」及び「進学希望者に対する合格支援プロジェクト」の2点を重点的に説明しています。小野高校の持つ可能性が少しでも多くの中学生や地域の方々に伝わるよう、これからも努めていきたいと思います。
 さて、現在、小野高校の正門付近の花壇には、マリーゴールド、サルビア、ベゴニアなどの花々が咲き乱れています。4月17日付の校長ブログ第1回で、この花壇について取り上げましたが、当時はパンジーが春の到来を告げていました。その第1回ブログで私はこんなことを記しました。
 「人にせよ、動物にせよ、植物にせよ、命は過去から未来へとつながっているものです。そんなことを改めて心に刻みながら、先生方、生徒たちと学校生活を楽しんでいきたいと思います。」
 出張から小野高校に戻り、この花々を見ると心からホッとする自分がいます。そして、花の命に元気をもらい、改めて生徒たちのためにがんばろうと気を引き締めます。

 今日、中学校説明会から戻り、いつものように花を見ていると、校舎から吹奏楽部の元気な楽器の音が響いてきました。まだ定期考査の期間中ですが、野球の試合の応援練習をしているようなので、ちょっと練習をのぞいてみました。一所懸命に応援曲を練習している姿に心も軽く。野球部も、そして吹奏楽部も、ガンバレ!

(正門から)


(花壇の光景)


(応援練習に励む吹奏楽部員たち)


校長ブログ「避難訓練で生徒に伝えたこと」

 6月28日(水)に、本校で避難訓練が行われました。生徒の皆さんには、訓練後に以下のような話をしました。拙い話ではありますが、このブログにも記しておきます。

 皆さんは、今日、この避難訓練にあたって、何か考えたことはありますか?
 私は朝、心の中で、手を合わせました。
 誰に?
 今日の避難訓練は地震を想定したものでした。ですから、私は今朝、東日本大震災で亡くなった方々に手を合わせたのです。

 あの3月11日、私は津波と原発事故に見舞われた南相馬市に住んでいました。南相馬市にある高校に勤務していたのです。
 地震直後、授業をしていた全校生、先生方は必死で校庭に避難しました。体育館の壁の一部が崩落し、校舎内の天井もかなりの箇所が落ちました。しかし、幸い、全員が無事でした。点呼を済ませ、寒い中、グラウンドで待機していた時、沿岸部を津波が襲ったのです。
 高校の体育館は、津波で亡くなった方々の遺体安置所に変わりました。次から次へと津波の犠牲になった方の遺体が搬送されてきました。さらにもう一つの体育館は自衛隊の前線基地に変わりました。
 さらには、原発事故が起こり、生徒たちは全国に散り散りになりました。先生方は生徒たちの安否確認を続けました。そして多くの生徒たちがやむなく転学していきました。約2か月後、私の勤務していた高校は南相馬市から離れ、県内の二つの高校にお世話になり、サテライト校として授業を再開することになりました。

 あの時を思うと、今こうして毎日学校に来てふつうに勉強や部活動ができることがどれだけ幸せなことなのか、改めて強く感じます。校長室には、こんな記念のプレートがあります。(写真参照)これは震災後、双葉翔陽高校がこの小野高校に避難してサテライト校として生活していたことの証です。プレートには双葉翔陽高校の校章と小野高校の校章があり、そしてその間に「絆」という文字が大きく刻まれています。この小野高校にも、避難してきて生活をともにした高校があったことを、皆さんもぜひ心に留めておいてください。

 はじめに話したように、今日は避難訓練だと思ったとき、私は震災の犠牲者に手を合わせました。そして同時に、小野高校の生徒たちは今日の避難訓練をどこまで本気で取り組んでくれるだろうかと思いました。本日の皆さんの避難時間は短く立派なものでしたが、心の中の本気度はどうだったでしょうか。今日の避難訓練を、それぞれが防災について改めて考えるきっかけにしてください。 (以上)

校長ブログ「ビジネス系列~資格取得に挑戦」

 本校の4系列の一つ、ビジネス系列の授業の様子です。今回は2年生の「情報演習」という授業です。
 本校のビジネス系列では、簿記や情報処理の学習を通して、商業活動に関する基礎的・基本的な知識や技術を身に付けていきます。さらに、様々な資格の取得やビジネスマナー教育にも力を入れています。卒業後もより深く学びたい人は大学の経済学部などへの進学も可能ですし、就職にも大変強い系列です。
 この授業では、9月に実施される「全商 情報処理検定2級」の合格を全員で目指しているとのことです。生徒のみなさんは本当に真面目に課題に取り組んでいました! 先生方のきめ細かな指導を受けながら、今後も着実に力を付けていくことと思います。全員の合格を祈っています!

この資格取得を目指しています


授業全景~できた課題をプリントアウトして助言を受けます


懸命に考える 


一人ひとりに丁寧に


商業実習助手の先生からも的確なアドバイスが

校長ブログ「漢字テストを行っています」

 本校では、全校一斉の漢字テストを年に7回実施しています。朝の20分間を活用し、全学年共通問題で行います。
 6月8日(木)には第2回目が実施されました。今回は、漢字テストにおいて、上級生と互角またはそれ以上に渡り合う2年3組におじゃましました。皆、真剣に問題に向き合っていましたよ! 今後も3年生に勝て! そして3年生は2年生に負けるな!(結局どのクラスも勝て!という実に勝手な願い…)
 漢字テストは毎回成績優秀者を発表していますが、年間の優秀者については年度末に表彰を行います。小野高校では、こういった取組を通して、コツコツと、しかし着実に生徒の基礎学力を向上させています。

校長ブログ「福祉教養系列での現場実習が始まりました」

 本校は総合学科で4つの系列を持っています。その一つに「福祉教養系列」があります。この系列では、福祉・家庭等の分野から、私たちが健康で豊かな生活を営むために必要な知識と技術を、多くの体験活動をとおして学びます。

 この系列の3年間のおおよその流れは次の通りです。
 ・1年次:文理総合系列と一緒に基礎的な科目を学びます。
 ・2年次:「社会福祉基礎」「介護実習」など専門的な科目を学びます。
 ・3年次:「介護総合演習」「コミュニケーション技術」など、より深く専門的な科目を学びます。

 6月から、いよいよ2,3年生の社会福祉施設での現場実習が始まりました。私もさっそく実習の様子をのぞいてきました。まだまだコミュニケーションにおいても、技術的な面においてもぎこちないところはありますが、生徒たちはそれぞれの施設で一所懸命がんばっていました。卒業後もさらに福祉について学びたい場合は進学も可能ですし、地元の介護施設等への就職率も非常に高いものがあります。
 小野町のような中山間地域では少子化・高齢化が大きな課題となっています。そういった場で福祉について学ぶことは、非常に大きな意味があると思っています。こういった学びができるのは、総合学科としての本校の良さの一つです。
 実習での生徒たちの頑張りに期待します! また、実習にご協力をいただいている施設の皆様には、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。

一緒に笑顔(「グループホームさくらんぼ」さんにて)


ベッドメイキングを学ぶ(「特別養護老人ホームこまち荘」さんにて)


手話での歌を学ぶ(3年生の「コミュニケーション技術」の様子)
 ※学校評議員の皆様にもご覧いただきました


校長ブログ「花いっぱい運動」

 小野高校は中間考査の真っ最中です。校内巡回をすると、生徒たちの真剣な様子が伝わってきます。現在、本校では家庭クラブが「花いっぱい運動」を展開しています。校舎内のあちこちに置かれた花たちが、そんな一所懸命な生徒たちを見守っています。
 敷地内のツツジも満開でした。花がいっぱいの学校にいると、どこかホッとします。中間考査、生徒たちが力を十分発揮できますように。