校長ブログ

校長ブログ「秋空雑感」

 すっきりとした秋の空。今日から秋の交通安全運動が始まりました。朝の昇降口付近では、交通安全委員の生徒たちが自転車点検や意識啓発のためのチラシ配布を行っていました。「おはようございます!」という生徒たちの声を聴くと、やはり元気が出るものです。
 秋空といえば、先日、小野高校の校舎から虹を見ることができました。久しぶりに虹を見た気がします。虹を見ると、なぜか胸がときめきますよね。なぜなんだろう…。私だけではなく、何人かの先生方も歓声を上げながら虹を見ていました。
 そういえば、6年くらい前に、福島市のあづま総合運動公園付近で、ほぼ完全な形の虹を見たことがあります。確か、携帯で撮影して保存してあったはず…。ありました、ありました。併せてアップしておきます。この時は、ただただ見とれていました。何かお願いすればよかった、などと思ったのは、すでにほぼ消えかかった頃。(虹に何かお願いするのは普通のことなのでしょうか…?)

 今日は虹は出ていませんが、素敵な秋空。何はともあれ、生徒たちの交通安全、そして、今まさしくがんばっている3年生の進路希望達成を、小野の秋空に心から祈りました。

小野高校の空


交通安全委員による自転車点検


交通安全委員によるチラシ配布


6年前にみた虹!

校長ブログ「人の痛み、柔らかい心」

 先日、授業の様子を見ながら校内を歩いていた際、福祉系列で行われていた授業が目にとまりました。それは、身体が不自由であることを想定して、口を使って文字を書くという内容の授業でした。口にくわえた筆を使い、苦戦しながら用紙に向かっている生徒、文字を書き終え色まで塗っている生徒など、それぞれに一所懸命演習に取り組んでいました。
 人というものは、身体のみならず、さまざまな事柄に関して、今の自分が獲得している状況が当たり前で、そしてそれが永遠に続くかのような錯覚を持ってしまうことがあると思います。そういった意味で、こうした授業は大切な意味を持っているものと思います。この授業で生徒たちは何を学び、何を得たのでしょうか。きっと、人の痛みを想像することのできる柔らかい心なのではないかと想像します。
 9月4日(月)~7日(木)には2年生の介護現場実習が行われます。地域に貢献できる人材、社会が抱える少子高齢化社会という深い課題に向き合うことのできる人材として、生徒が少しでも成長してくれることを願っています。



校長ブログ「八重農交流~津波被災地での涙」

 八重山農林高校を迎えての交流行事が終わり、小野高校も本格的な夏休みに入った。今回の八重農訪問団と過ごした時間の中で、私の印象に強く残ったのが、津波による大きな被害を被ったいわき市薄磯地区への訪問だった。

 私は、東日本大震災後間もなく、東京の大学に通っていた上の娘を連れて、薄磯を訪れている。子どもの頃、幾度となく遊んだ薄磯の海岸は様変わりし、集落は跡形もなく消えていた。家々の基礎の部分だけが残る集落跡地を、娘と無言で歩き回った。

 今回、久しぶりに訪れた薄磯地区は、本当にようやく復興が始まった、という状況であった。津波で流された集落の跡地は、防波堤や緑地帯が整備されつつあった。海岸から少し奥まった所には震災復興住宅もできていた。しかし、沿岸部では新しく建った家、あるいはこれから建とうとしている家はまだまだ少なかった。

 訪れた日は、天候が良くなく、太平洋は少し荒れていた。慰霊碑の前で舞を奉納した後、高台に登って海を見た八重農の生徒が発した言葉。「石垣の海とは全然違う」。

 いわきの海は、天候が良ければエメラルドグリーンに輝いている。しかし、震災のことを少しでも肌で感じてもらうには、むしろこのくらい荒れていた方がよかったのかもしれない。八重農の生徒、小野高の生徒。皆、無言で、津波を経験した地区の方の話を聞いている。中には涙を流している生徒もいる。

 楽しい交流行事も十分に意味はある。しかし、こうして、互いに無言で海を見つめたあの時間もまた、非常に意味のある、濃密な時間だったように思う。

 八重農の生徒たちは、本気で海と向かい合っていた。その姿を後から見ながら、私も少し涙した。遠くからはるばるやって来て、こうして本気で震災と向き合ってくれる人たちがいる。本当にありがたいとしか言いようがない。

 八重農の生徒の皆さんと先生方に、そして、このような交流の機会を作ってくださった小野町の方々、いわき市の関係の方々、薄磯地区の方々に、改めて心から感謝を申し上げます。





校長ブログ「ガンバレ!八重農郷土芸能部!!」

 本校は昨年、小野町のご支援をいただき、沖縄県石垣市にある沖縄県立八重山農林高等学校と友好協定を締結しました。
 昨年度は本校訪問団が八重山農林高校を訪問して交流を行いましたが、今年度は相互訪問を行い、様々な交流を深めていく予定です。

 八重山農林高校の郷土芸能部は、8月2日~4日まで宮城県名取市で開催される第41回全国高等学校総合文化祭「みやぎ総文2017」の郷土芸能部門に、沖縄県代表として出場します。2年ぶり8度目の全国大会出場とのこと、本当にすばらしいと思います。8月3日(木)の本番は、私も応援に駆けつける予定です。

 ガンバレ!八重農郷土芸能部!!

 その全国大会後 、八重農訪問団が小野町を訪れます。おおよその日程は以下のとおりです。八重農訪問団の皆さん、小野町の皆さん、小野高校生、そしていわき市の皆さん、それぞれの交流が花咲くことを本当に期待しています。

○8月5日(土)
 午前 小野高校にて歓迎行事、生徒交流会、昼食交流会
 午後 小野町にて交流歓迎イベント
○8月6日(日)
 いわき市被災地訪問、追悼の郷土芸能奉納
 ワンダーファームでの昼食交流、アクアマリンふくしま等見学
    ※いわき市訪問には、10月に石垣市を訪問する予定の本校生も同行し、交流を深
  めます。

 八重農の皆さん、お待ちしています!!

小野高校校長室より

校長ブログ「全国そば打ち選手権近づく」

 本校は総合学科であり、時間割の中に「課題研究」という時間があります。昨年度、その「課題研究」でそば打ちに取り組んだ本校生チームは、第6回全国高校生そば打ち選手権大会で見事敢闘賞に輝きました。
 今年度は、昨年度の成績をさらに超えるべく、懸命にそば打ちの稽古を行っています。本日、本校同窓会館にて試食会が行われ、私もおいしくいただきました。全国選手権大会は8月21日(月)に東京都産業貿易センター台東館で開催されます。それまで、また稽古の日々が続きます。
 また、8月5日(土)には本校と友好協定を結んでいる沖縄県石垣市の八重山農林高校訪問団が本校にいらっしゃいますが、訪問団の皆さんにも、そばを召し上がっていただく予定です。おいしく仕上がるか、校長としてもドキドキです。本校生チームの頑張りに期待しています。

準備に大忙し


できました! おいしそう!


試食会の様子です