令和6年度(2024年)地域と共に「夢をカタチに」する総合学科高校
2017年11月の記事一覧
校長ブログ「八重農訪問から一か月、思うこと」
10月18日から3泊4日で行われた石垣市及び沖縄県立八重山農林高校への訪問研修から約一か月が過ぎた。しかし
ながら、訪問の中で受けたさまざまな感動はまったく色褪せることなく、いやそれどころか、日ごとにより深まっていく
ような気がしている。
ながら、訪問の中で受けたさまざまな感動はまったく色褪せることなく、いやそれどころか、日ごとにより深まっていく
ような気がしている。
初日、石垣空港に降り立った時、私も生徒もかなり緊張していたと思う。石垣市や八重山農林高校の皆さんに伝えるも
のが、確たるものが自分たちに本当にあるのか。八重山農林高校郷土芸能部の皆さんは、小野町・小野高校訪問において、
そのすばらしい郷土芸能を通して石垣の歴史や文化を私たちに鮮烈に印象づけた。私は八重農の皆さんに圧倒された。そ
れに匹敵するような何かが、私たちにあるのか。自問自答したままの石垣空港着であった。空港には八重農の先生方や生
徒たちが出迎えてくれていた。8月以来の再開を喜んだが、生徒同士、まだちょっとぎこちないところがあった。しかし、
ともに津波大石(うふいし)の見学をしていく中で、ずいぶんと打ち解けていったように思う。石垣という土地もまた、
長い歴史の中で、福島と同じように津波の甚大な被害を受け、しかしそれでも島民の方々が懸命に生きてこられ、今があ
るのだということが理解できた。津波大石については、ガイドブックやインターネットであらかじめ調べてはいたが、直接
この目で見、この手で触り、この耳で石垣市の教育委員会の方の説明を聞くことで、感じ、理解できることが多々あった。
私たちも、今できることに懸命に取り組み、「今」を「未来」につないでいかなければならないという思いを強くした。
二日目、三日目は八重山農林高校での活動であった。台風21号が接近していて天候は不安定であったが、様々にご配慮
いただいた校外農場見学や体験実習など、生徒たちは本当に勉強になったと思う。本校は農業高校にその源を発しているが、
現在は農業分野は産業技術系列として、総合学科の4系列の一つとして存在し、農場も限られたものになっている。八重山
農林高校の広大な、そして福島とは全く異なった作物を栽培している農場の様子に、私も生徒たちも圧倒された。何よりも、
天候とは対照的な、先生方や生徒の皆さんの笑顔がまぶしかった。さとうきびやコーヒー豆をかじったりして感じた、体に
刻み込まれた直接的な感覚。鞍もつけない水牛の背骨のごつごつとした手触り。昼食会でいただいた郷土料理の生き生きと
した味。そういったものは今でも体が鮮明に記憶している。
そして、今回の訪問研修のメインイベントである生徒交流会、八重農市での販売実習。前日の夜から生徒たちはかなり緊
張していたようだった。私もうまくいくか心配であった。しかし、体育館で八重農の生徒たちが校歌を披露した瞬間、その
緊張は吹き飛んでしまった。郷土芸能部の皆さんを中心としたすばらしい校歌披露には本当に感激した。そして、和やかな
雰囲気になった中、小野高生によるプレゼンが始まった。震災後の福島の復興の現状を伝えることが目的の発表である。私
が述べるのも何だが、本校生はしっかりと発表できていた。生徒たちが時間をかけて準備したスライド、そこに込められた
「想い」は、八重農の皆さんにも伝わったのではないかと思う。
また、八重山農林高校の行事である「八重農市」に参加する形で行われた販売実習では、天候が定まらない中、八重農の
先生方、生徒の皆さんにもPRをお手伝いいただき、販売を無事終了することができた。小野高生が小野町の特産品を使用
して作った6次化商品である「ミネラルトマトうどん」「一笑漬ドレッシング」を、数多くの石垣市の方々に手にとってい
ただけた。さらに、今回の訪問にあわせて開発した「バトンクッキー」を八重山農林高校の皆さんにお渡しすることもでき
た。これは、石垣の黒糖と小野町のエゴマを用いて焼いたクッキーで、その名前には、両校の想い、両市町の想いをバトン
のようにつないでいきたい、という願いが込められている。
そして最終日、石垣空港を発つ際の、しばしの別れを惜しむ生徒たちの様子、交流が確実に深まったことを実感できた瞬
間であった。
今回の訪問研修において私たちは何を伝えることができたか。私たちは、八重山農林高校郷土芸能部の皆さんのような圧
倒的なパワーは持ち合わせていなかった。また、光り輝く太陽のような笑顔も持ち合わせていなかった。しかしそれでも、
自分たちの想いや日々行っている活動の一端を懸命に伝えようとしたし、何かは伝わったのではないかと信じている。石垣
市のすばらしさを感じる中で、小野町や福島県の良さを再認識することができた。また、八重山農林高校のすばらしさを感
じる中で、小野高校の持ち味を再確認することもできた。今回の訪問研修を通して、私、引率教員、本校生、計13名は、
決して他では経験できないことを経験し、他の何物にも代え難い貴重な「何か」を得ることができた。今後は、それらを小
野高校生、小野町の方々、そして福島県の方々に、様々な形でお伝えし、未来へ向かって歩みを進めていかねばならない。
倒的なパワーは持ち合わせていなかった。また、光り輝く太陽のような笑顔も持ち合わせていなかった。しかしそれでも、
自分たちの想いや日々行っている活動の一端を懸命に伝えようとしたし、何かは伝わったのではないかと信じている。石垣
市のすばらしさを感じる中で、小野町や福島県の良さを再認識することができた。また、八重山農林高校のすばらしさを感
じる中で、小野高校の持ち味を再確認することもできた。今回の訪問研修を通して、私、引率教員、本校生、計13名は、
決して他では経験できないことを経験し、他の何物にも代え難い貴重な「何か」を得ることができた。今後は、それらを小
野高校生、小野町の方々、そして福島県の方々に、様々な形でお伝えし、未来へ向かって歩みを進めていかねばならない。
最後に改めてこのような交流研修の機会を作っていただいた小野町の皆様に心から感謝申し上げます。また、山城校長先
生はじめ八重山農林高校の先生方、生徒の皆さんに、この場を借りて深く感謝申し上げます。本格的な冬が始まろうとする
小野町にて、石垣の青空と太陽を想像しながら、今回の訪問研修についての想いを述べさせていただきました。このような
訪問研修ができましたこと、本校教職員、生徒ともども、大変幸せに感じております。本当にありがとうございました。
バンナ公園展望台より石垣市内を望む
生はじめ八重山農林高校の先生方、生徒の皆さんに、この場を借りて深く感謝申し上げます。本格的な冬が始まろうとする
小野町にて、石垣の青空と太陽を想像しながら、今回の訪問研修についての想いを述べさせていただきました。このような
訪問研修ができましたこと、本校教職員、生徒ともども、大変幸せに感じております。本当にありがとうございました。
バンナ公園展望台より石垣市内を望む
校長ブログ「絶品うまいもん甲子園4」
速報
準優勝!&三校に与えられる特別賞のうち、二つ受賞しました!
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校長ブログ「絶品うまいもん甲子園3」
プレゼン中です。
校長ブログ「絶品うまいもん甲子園2」
調理中です。真剣な顔。落ち着いて調理しているように見えます。
校長ブログ「絶品うまいもん甲子園1」
今日4日、東京浅草で、家庭クラブが出場している、絶品うまいもん甲子園大会が開催されています。日本橋でのふくしま復興マルシェを見てから、こちらに到着しました。開会式では、小野高校の松崎さんが選手宣誓をしました!
これから調理&プレゼンに入ります。見ているだけで、こちらも緊張します。
これから調理&プレゼンに入ります。見ているだけで、こちらも緊張します。
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県立高校改革後期実施計画(統合に関するお知らせ))
〇 令和8年4月に小野高等学校と船引高等学校は統合する予定です。
〇 定員 総合学科 160名(4学級)
〇 場所 船引高等学校校舎
〇 校舎方式
〇 令和6年度に小野高等学校、船引高等学校に入学する生徒は、統合高校を卒業することになります。
※ 詳しくは、福島県教育委員会のHPへ クリック
学校情報
福島県田村郡小野町
大字小野新町字宿ノ後63
TEL 0247-72-3171
FAX 0247-72-6211
<e-mail>
ono-h□fcs.ed.jp
(□には@が入ります)
アクセス
JR磐越東線小野新町駅下車
徒歩約20分
JR小野新町駅・磐城石川駅
より福島交通バス利用
小野高校バス停下車